201507/12

肌がキレイな人がしていること!日焼け止めとSPFの意味を知る

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日焼け止めクリームを塗る女性

日焼け止めクリームやローションを選ぶときに、ただ何となく「SPFとPAの数値が高ければ良い」という感覚で選んでいる人は、結構多いのではないでしょうか?

「SPF・PAの値が高いほど、紫外線カットの効果が高そう」というイメージは広く浸透していますが、「そのSPF・PAとは具体的にはどういう意味か?」ということまでは、あまり知られていません。

製品ラベルに書かれている美容用語の意味を知っておくと、数ある日焼け止め製品の中から、最も自分が求めているもの、必要とするものが見つけやすくなります。

また、日焼け止めのSPF・PA値の意味だけでなく、正しい使い方を知らないとせっかくの紫外線対策が台無しに・・・。最大限日焼け止めの効果を引き出し、紫外線から肌を守るためにはちょっとしたコツがあるのです。

そこで、日焼けをして後悔しないために、これだけは知っておくべき日焼け止めの知識&テクニックを集めてみました。日焼け止めを味方につけて、紫外線ダメージを最小限にしましょう。

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1-1 まずは紫外線を正しく知っておこう!

日焼け止めのSPF値・PA値を詳しくご説明する前に、まず紫外線のことを知っておきましょう。

日焼けした背中から肩SPFとPAの最大の違いは、紫外線の中でも異なる波長のものをカットしているところです。

地上に届く紫外線はその波長により、長いほうからA波・B波に分けられていて、毎日の生活の中で少しずつ浴びているのがA波、海に行ったときに火ぶくれを起こすのがB波と呼ばれています。

出典:ライフハッカー[日本版]

1-2 では、それぞれの特徴を簡単にご紹介しましょう。

1-3 UVA〈紫外線A波〉の特徴

UVAは「しみ」や「しわ」「たるみ」などの原因になります皮膚に届く紫外線の約95%がUVAです

紫外線のことをUVと呼び、肌を黒くする作用がある紫外線をA波〈=長波長紫外線〉と呼び、略してUVAと呼ばれています。

長波の特徴は、炎症を起こすことなく皮膚の深部(真皮)にまで入り込んでシミの発生だけでなく、シワやたるみの元を作ります。また、雲やガラスを透過するという特徴もやっかいなポイントでしょう。

  • エネルギーは弱いが、ジワジワと肌の奥へ浸透する。
  • UVAを浴びるとサンタン〈皮膚が無くなること〉のほか、コラーゲンの老化〈シワ〉や皮膚ガンなどを引き起こす場合がある。
  • 雲を透過しやすく、曇りの目でも照射量は減らない。
  • 日焼けサロンで使用されている。

1-4 UVB〈紫外線B波〉の特徴

肌を赤くする作用がある紫外線のB波〈=中波長紫外濠〉で、略してUVBと呼びます。UVAに比べて、皮膚の浅いところに作用しますが、刺激は強く肌にダメージを与えるため、赤く炎症になります。日焼けによるヒリヒリもこのB波が影響しています。

  • エネルギーが強く、古くから弊害が知られている。
  • サンバーン〈肌が赤くなってヒリヒリすること〉の原因になり、A波と同じく、コラーゲンの老化や皮膚ガンを引き起こす。
  • 雲やガラスなどで、ある程度さえぎることができる。

これら2種類の紫外線の知識を踏まえて、次にSPF・PA値についてご説明します。

2-1 SPF値=UVBカット持続力の指数

SPF値=UVBカット持続力の指数

SPFとは、「Sun Protection Factor(サンプロテクションファクター)」といって、紫外線のなかでUVBをカットする指標です。

SPF値は、皮膚1㎠に2㎎の日焼け止めを塗って、紫外線のUVBによる皮膚の赤み〈紅斑〉の状態を測定して算出したもので、日焼け止め化粧品を塗った部分と塗らなかった部分で、赤みが現れる時間をどれぐらい伸ばすことができたかを測定したものです。

範囲としては50+までで、それ以上の表示はありません。またSPFに数値の違いは、保護力の強さではなく「何時間効果があるか?」という指標です。SPFが低いものでもマメに塗れば、数値の高いものと同じ効果を得られるのです。

たとえば、
素肌で紫外線を浴びると20分で赤くなる人が
SPF15のUVカットを塗ると、20×15=300分、つまり5時間は赤くならないという計算になります。

SPF50であれば、20×50=1000分。つまり16~17時間は赤くならないというワケですが、1日の目照時間から考えても、ここまでのカット力はまず必要ないでしよう。

日常使いならSPF15、スポーツなどをする場合はSPF35~50くらいを目安に使い分けるようにするのがおススメです。

しかし、ここで注意が必要です。

2-2 SPFというのは肌が赤くなるまでの時間

SPFというのは、あくまでも肌が赤くなるまでの時間について測定された数値で、肌にシミができるまでの時間ではありません。実際にはサンバーンを起こすほどの日焼けをしなくても、シミができることはあります。

サンバーンを起こす紫外線量のわずか10分の1の量を浴びただけでも、肌の奥にシワのもことなる酵素が発生していることが、研究によって分かっています。したがって、SPF30の日焼け止めを塗れば、10時間は安心というものではありません。

それを知らないで、「日焼け止めを塗ってちゃんとUV対策してるから安心♪」なんて思っていると、シミが急に増えてあわててしまうことに・・・。日焼け止めは、SPFの数値に関係なく、定められた量をできるだけキッチリ守って、汗や皮脂で取れてしまった部分はマメにつけ直すようにしましょう。

また、SPFの数値はもちろんですが、PA値や肌へのつけ心地の良いものであることも大切。日焼け止めは、紫外線カットの効果が高いものほど、肌負担が大きくなる傾向にあります。シーン別に合ったもの、また自分の肌状態でも選ぶようにしてくださいね。

3-1 PA表示=UVAカット持続力の指数

PAとは、肌が黒くなる紫外線であるUVAカットの指標のことで、正しくは、「Protection grade of UVA〈UVAの防御効果の程度〉」という意味の略語です。〈PA値は日本独自のもので、フランスでは+UVAと表示されたりしています。〉

SPFはUVBに対する防御でしたが、PAはUVAに対する防御になります。UVAに当たると肌は黒くなります。その黒化〈サンタン〉の程度をどれぐらい引き伸ばすことができるかを示したものなのです。

  1. 全く塗らない状態で日焼けにかかる時間を1とした場合、
  2. 2~4倍効果があるものを「PA+」
  3. 4~8倍効果があるものを「PA++」
  4. 8~16倍効果があるものを「PA+++」
  5. 16倍以上効果があるものを「PA++++」

と表示されます。

細かい段階のあるSPFの数値に比べて、PAは4段階のみの単純な表示に留まっていますが、これは紫外線A波の肌への影響は、紫外線B波と比べると、すぐにはっきり現れるものではなく、測定が難しいためです。

3-2 「PA++++」が最も効果の高い

現時点では、「PA++++」が最も効果の高いもので、SPF値と合わせて高いものを選べば、日焼け止めの効果ほかなり高いことになります。ただ、PA++で日焼け〈サンタン〉を4~8倍遅らせることができるので、日常生活ではこのレベルで十分、日焼け止め製品を選びで迷ったら、日常使いならPA++、海や山などの紫外線が強いところで使う場合はPA+++以上のものといった、使い分けがおススメです。

3-3 SPF30とSPF50の日焼け止め効果はあまり変わらない!?

「SPF30の日焼け止め」と「SPF 50の日焼け止め」は、かなり効果が違うのでしょうか?数値上ではすごく違うイメージがしますよね。

SPF30の日焼け止めの紫外線カット率は97%、SPF50ものだと約98%です。「97と98ではあまり変わらないのでは?」と多くの人が思うかもしれません。

確かにそうですが、透過してくる紫外線〈=カットされない紫外線の率〉で見てみると、SPF30のものは3%、SPF50のものは2%、つまり1.5倍も違ってきます。この違いがSPFの違いなのです。

しかし、これは数字のトリックのようなもので、実際の効果はあまり変わらないといって良いでしょう。それより、数値が高くても、塗る量によって効果が大きく変わってしまうことを忘れずに。

4-1 日焼け止めの塗ったつもりはシミの元!

日焼けでできた肌のシミ多くの人は、「日焼け止めの数値の高いものを塗れば、日焼けは防げる」というイメージを持っているのではないでしょうか。しかし、実はそこには大きな落とし穴があるのです。

日焼け止めにはSPF値が表示されていて、たとえばSPF20は20倍・SPF 50なら50倍、何も塗らない状態に比べて日焼けしにくいということを示します。ただし、ここで注意しなければいけません。

この値というのは、日焼け止めを皮膚1㎠あたり、2㎎塗ったときのもの。これは顔全体だと500円玉大くらいの量に相当し、この規定量より塗る分量が少ないと効果は劇的に下がってしまいます。

紫外線が肌に入ってくる様子

出典:紫外線の基礎知識:全薬工業株式会社

一般的に女性が塗っている日焼け止めの分量は、この規定量の4分の1程度といわれています。塗る分量が4分の1では効果は約20分の1にまで下がり、これでは何も塗っていないのと大差ありません。

この事実を知らないと、せっかく日焼け止めを塗っていても、実際は紫外線ダメージを受けてシミができてしまうことに・・・。日焼け止めは、〈理論上〉いつもより厚めくらいに塗ってもつけすぎではないのです。

それでも、日焼け止めのベタつきが気になるという人は、SPF値が表示されている化粧下地やファンデーションなどを重ねづけすることで、SPF値を上げることができます。ぜひ、利用&工夫してみてくださいね

4-2 日焼け止めによる酸化や油焼けにも要注意!

日焼け止め製品は、正しい使い方をすればとても頼れる存在ですが、日焼け止めが肌に残っていると油焼けを起こしてしまい、肌トラブルの原因になってしまうので、注意が必要です。

多くの日焼け止めは、たっぷり油分を含んだウォータープルーフ処方なので、油分が肌にのっているというだけでもかなりの負担です。しかも日焼け止めは皮脂にも水にも、それに石けんなどにも耐えて肌を守る設計になっています。

クレンジングしたつもりでも落とし切れていないと、残った油分が肌にしみて黒ずんでしまいます。日焼け止めを、用量通りたっぷり使ったら、その分キチンと落とし切ることが大切。

クレンジングによる肌負担が気になるという人は、紫外線散乱剤の入ったフェイスパウダーがおススメ。これならこまめなつけ直しがカンタンで、油分があまり合まれないので肌への負担が少なくて済むうえ、強いクレンジング料を使う必要もありません。

まとめ

SPF値・PA表示は、日焼け止め選びの大きな指標となりますが、数値の高さを過信することなく、正しい使い方をし、しっかり落とすことが、美肌を保つためのシンプルなコツ。日焼け止めを効果的に利用して、紫外線ダメージを最小限にとどめましょう。

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