201509/15

5分でわかる肌断食の方法教えます

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肌断食している女性

「スキンケアに熱心な人ほど、肌ボロボロになっている」ということを、アナタは知っていますか?

あるクリニックでは、肌トラブルで悩み美容ドッグを受けに来た女性の肌を、マイクロスコープで見たところ、半数近くの人はキメが全くなく、やけどのあとのような不健康な肌、さらに毛穴は炎症で真っ赤になっていたのだとか。

美容ドッグを受けるくらい、美容に人一倍気を使っている女性ばかりなハズなのに、この結果・・・。その原因は、他でもない「化粧品による熱心なスキンケア」だったのです。

多くの化粧品には、肌バリアを壊す界面活性剤を始め、何かしら肌のデメリットとなる成分などが含まれており、それら肌への負担が大きい化粧品を習慣的に使っていると、角層は薄くなって、弱く荒れやすくなります。アナタの肌荒れが、どんなにスキンケアをしても改善しないというものなら、美肌のために頑張っていたことが、かえって裏目に出てしまっている可能性が大。

ただ、保存料や安定剤など肌にデメリットのある成分は無数にあり、さらに商品ラベルへの記載義務がないものもたくさんあります。一般の人が、星の数ほどある化粧品の中から、弱り切った肌にデメリットが0のものを探そうというのは、途方もない時間と労力をかけたところで見つかる保証もありません。

「それなら、その肌荒れの要因を断てば良いじゃないか」というところから、肌断食という美容法が始まったのです。

今使っている、基礎化粧品やクレンジングをやめれば、「肌バリアが壊れる」⇒「乾く」⇒「保湿化粧品を塗る」⇒「肌バリアが壊れる」・・・・という悪循環から抜け出せます。今、肌トラブルで悩んでいるなら、それは化粧品のせいかも!?その可能性を確かめる意味でも、肌断食を試してみる価値はあるかもしれません。

そこで、これから肌断食を考えている、肌断食ビギナーのアナタのために、「正しい肌断食の方法」をご紹介します。

肌断食4ステップ

肌断食は 急がず・慌てず・時間をかけて

肌断食は、皮膚の構造と生理に基づく美容法。決して、奇をてらったものではありません。しかし、「スキンケアをやめたら、肌がボロボロになるんじゃないか」と不安になる人が、ほとんどではないでしょうか。

多くの化粧品スキンケアをやめることに対して不安がぬぐえない人は、肌の様子を見ながら、段階的にチャレンジしてください。ここでは、抵抗感を少なくするため、「4つのステップに分けた肌断食を進める方法」をピックアップしました。肌負担の大きいアイテムから、順に減らしていきましょう。

1つのステップから、次のステップに進むまでの期間は自由ですが、早めに成果を出したい人は1週間程度、じっくり様子を見ながら1ヶ月程度。じっくり様子を見ながらのステップに進んでください。ただ、気ばかり焦っても肌の変化がスピードアップするワケではないので、まず焦らないことが大切です。

使う種類が多いほど 防腐剤のリスクも高い

肌断食を実践するために、突然、全ての化粧品を一気にやめた結果、ひどく乾燥したり、ベタついたりすることがあります。多くの化粧品には防腐剤が含まれていて、長年使い続けると、肌力健康を守る常在菌が減少するので、その状態で化粧品を急にやめると、真菌(マラセチア菌など) が異常繁殖することがあるのです。

肌が粉をふいて赤くなり、黄色いブツブツがついていたら、真菌感染症が疑われます。段階的に化粧品を減らすことで、やがて細菌バランスが正常化し、化粧品なしで過ごせる. 健康な肌が手に入ります。

正しい肌断食の方法 4ステップ

ステップ1

  • クレンジングをやめ 純石けんで洗ってみよう
  • リキッドファンデーションを パウダータイプに替えてみよう

朝のケア

  • 純せっけんで洗顔
  • 化粧水・乳液をつける
  • 日焼け止めをつける
  • パウダーファンデ+ポイントメイク

夜のケア

  • 純石けんで洗顔
  • 化粧水・乳液をつける
  • クリームをつける

ダブル洗顔をやめれば つっぱり感は減少。
クレンジングは、肌への負担が最も大きいスキンケアです。

クレンジングの主成分は、界面活性剤。油性のメイクが一瞬で落ちるほど強力。肌を乾燥から守る細胞間脂質、NMFまで、一拭きで落ちてしまいます。

どんなにていねいに洗い流しても、界面活性剤は必ず肌に残り、悪影響を与え続けます。また、クレンジング剤をなじませるときに肌をこするのも、肌ダメージの一因。に

まずはクレンジング剤の使用をやめ、少量の純石けんで顔を洗ってみましょう。肌バリアが壊れにくく、洗顔後のつっぱり感、乾燥が軽減してくるハズです。

参考:ミヨシ石鹸 無添加洗顔せっけん/ミヨシ石鹸
天然保湿成分がほどよく溶け込む本釜焚きの洗顔石けん。使うまで酸化を防ぐ、脱酸素剤を封入し、フレッシュな石けんで洗顔できる。泡立てネット付き。

ミヨシ石鹸無添加洗顔せっけんは、天然保湿成分がほどよく溶けこんだ本釜焚きの洗顔石けんです。出典:ミヨシ石鹸株式会社

ミネラル成分のみを使用した肌にやさしいファンデーションです。出典:ヤーマン株式会社

肌にやさしい洗顔フォームもNG!?

洗顔フォームには合成洗剤などが含まれているので、肌は確実に傷んでしまいます。「弱酸性」「肌にやさしい」などとうたった商品であっても、肌のバリア機能が低下した肌には、おススメできません。

オーガニック石けんもNG!?

純石けん以外の洗顔用固形石けんには、使用感を良くするためにグリセリンや油脂などが添加されています。添加物が肌に悪影響を及ぼすだけでなく、洗浄力が低くなるので、メイクを落とすには不向きなのです。

リキッドファンデは 界面活性剤と油分がいっぱい!

リキッドフアンデを塗ると、界耐活性剤と油分が肌バリアを破壊し、角質中の細胞間脂質に付着します。そのため崩れにくく落ちにくいので便利なアイテムですが、肌へのダメージはかなり大。クレンジング剤を使うことで、肌には二重の負担がかかってしまいます。

リキッドファンデを使っている人は、おしろいタイプのパウダーに替えるか、カバー力が不安な場合は、固形のパウダーファンデを薄くつける程度に抑えましょう。

そのツヤ感はポリマーの作り物

ファンデーションを塗るとツヤが出るのは、合成ポリマー(プラスチック)の力。種類が非常に多いのですが、成分表示欄に「ジメヂコン」「○○セルロース」「○○カルボマー」「加水分解コラーゲン」などとあれば、合成ポリマーです。

肌表面を合成ポリマーで覆うと、肌のターンオーバーが遅れてしまい、薄く不健康で、色ムラがめだつ肌になります。美しく見えるファンデーションほど、実は肌の負担になるのです。

 

ステップ2

  • 寝る前の美容クリーム&パックをやめてみよう
  • 乳液&美容液をやめ ワセリンを投入!
  • 朝は石けんを使わず 水洗顔にチャレンジ

朝のケア

  • 純せっけんで洗顔(必要に応じて)
  • 化粧水をつける
  • 日焼け止めをつける
  • パウダーファンデ+ポイントメイク

夜のケア

  • 純石けんで洗顔
  • 化粧水をつける
  • ワセリンをつける(必要に応じて)

肌へのダメージはクリームが最悪!

「洗類で皮脂を落としたら、クリームで保湿しなくてはいけない」。
これが美容業界の常識です。

しかしクリームは、肌の保湿機能の代用品にはなりません。たとえ角質中の成分と同じ成分であっても、同じ機能は発揮できないからです。

それどころか、クリームが界面活性剤そのものという場合もあるくらいで、角質の構造を破壊し、肌本来の保湿機能をなくしてしまうことも。保湿のために、クリームを塗れば塗るほど、かえって肌は乾燥し、肌荒れなどのトラブルも増えてしまうのです。

基礎化粧品を減らすときは、まずクリームの使用からやめてください。パックを塗ったり、貼ったりするのも、肌断食のためには控えておきましょう。

美容オイルもNG!?

オイルはクリームより肌負担が少ないものの、肌断食美容法には向きません。オイルを塗ると表皮のターンオーパーが遅れ、薄く不健康な肌になります。すると皮下の筋肉や血管が透けて、肌が黒ずんで見えることに・・・。

しかも、時間とともにオイルが酸化して炎症を招き、シミの元であるメラニンが増えてしまうのです。(いわゆるオイル焼け)

アイクリームもNG!?

乾燥肌・エイジング肌には、目元のシワやたるみが気になりますが、アイクリームにも界面活性剤や油分などが含まれていて、乾燥の原因になります。塗るときの刺激も加わって、メラニンが増え、クマやくすみ・小ジワも悪化してしまいます。皮膚の薄い人こそ、やめておいた方が良いでしょう。

乳液&クリームの代用は 肌にしみこみにくいワセリンで
乳液や美容液にも、界面活性剤は含まれています。クリームと同様、肌バリアを壊してしまうので、この段階で使用をやめていきましょう。

「油っぽいクリームは不要でも、美容成分は必要では?」と、考える人も多いかと思います。しかし美容成分は、(特に弱った)肌にとって異物でしかなく、肌の保湿機能を補うことはできません。塗れば塗るほど、 肌は不健康になってしまうのです。

乾燥がひどく粉をふき、チクチクする部分には、ワセリンで保護。米粒1/2~1粒分程度を手の平になじませて、押しづけします。ただし、多くつけるほど肌が乾燥しますので、必ず適量を守ってくださいね。

皮脂汚れだけならぬるま湯で落ちる

寝る前にクリームや乳液を塗ると、油分や界面活性剤、合成ポリマーなどが張りつきます。そのため朝は、洗顔料で洗い流す必要があります。

しかし、クリーム類をやめれば、洗顔料も純石けんも不要。皮脂汚れは33℃以下のぬるま湯でも十分落ちるので、肌の様子を見ながら順次、水洗顔に切り替えていきましょう。

前日のファンデーションなどが残っていても、さほど問題ありません。肌内部では常に新しい細胞が作られ、古い細胞は垢としてはがれ落ちる(ターンオーバー)。メイクの粉が多少残っていても、数日ではがれ落ちます。キチンと落とそうとするあまり、肌をこすったりすれば、かえって肌を傷めるだけなのです。

また、日中のファンデーション、パウダーの使用をやめると、夜も水洗顔だけで済みます。出かけなくても良い日・家族以外誰にも会わない日があれば、ぜひベースメイクなしの日も作ってみてください。

美容用のワセリン出典:綺麗になりたい!

ステップ3

日焼け止めをやめる or 低刺激の製品に替えてみよう

朝のケア

  • 水で洗顔
  • 化粧水をつける
  • ワセリンをつける(必要に応じて)
  • パウダーファンデ+ポイントメイク

夜のケア

  • 純石けんで洗顔
  • 化粧水をつける
  • ワセリンをつける(必要に応じて)

日焼け止めを塗ると シミやシワが増えることも!?

「紫外線の前では、1分でも無防備になってはいけない」というのが、一般的な美容の常識ですが、肌断食の考え方では、「1日15分以下の日差しなら日焼け止めは必要ない」としています。15分以上日にあたる場合も、日傘や帽子などを使って紫外線をカットの工夫をしましょう。

シミやシワを恐れるあまり、「日焼け止めだけはやめたくない」という人はかなり多いのですが、日焼け止めを毎日塗り続ければ、肌が乾燥し、メラニンの増加でシミ・くすみを招いてしまう恐れも・・・。また、肌バリアが壊れるので、乾燥などの肌トラブルも悪化します。シミやシワを防ぐどころか、増やす可能性すらあるのです。

旅行やスポーツを楽しむときも、できるだけ長袖などで紫外線対策をします。どうしても日焼け止めを使いたい人は、肌負担が少ないものを選びましよう。

ワセリンベースの日焼け止め

やむをえず日焼け止めを使うときは、肌内部に入りこみにくい、ワセリンベースのものが理想的。防腐剤も入っていないので、肌への負担が少なめですよ。

参考:VUVプロテクト/エメローゼン
メールかFAXでの通信販売でのみ取扱いとなります。

VUVプロテクトとは、宇津木先生の本「肌の悩みがすべて消えるたった1つの本」にに紹介されている、ワセリンベースでできたノンケミカルの日焼け止めです。出典:on Saturdays

肌断食式 日焼け止めの正しい塗り方

  • 適量は米粒2 ~ 3粒分。つけすぎは厳禁
  • 手のひらに広げてから、押しつけする
  • なるべくムラなくつける
  • 汗で流れたときは、こまめに塗リ直す

ステップ4

化粧水をやめて ワセリンを米1粒分つける

朝のケア

  • 水で洗顔
  • パウダーファンデ+ポイントメイク

夜のケア

  • 純石けんで洗顔(必要に応じて)
  • ワセリンをつける(必要に応じて)

化粧水 どうせ蒸発するなら 塗らなくても良い!?

4つあるステップの肌断食で、最後にやめるのは化粧水です。

化粧水は、界面活性剤も油分も含まれていないことが多いので、クリームよりはマシですが、肌を乾燥させることに変わりはありません。

保湿成分として使われるヒアルロン酸やコラーゲンも、実は乾燥を悪化させる元にも。感触がヌルヌルしているものが多いので、しっとりした感じがするだけです。保湿成分を外から塗っても、内部の保湿成分と同じ機能を果たすことはできません。

カサつきがどうしても気になる部分には、ワセリンをごく少量つけましょう。つけすぎに注意しながら、足りなければつけ足していきます。

化粧水の保湿成分は肌の異物!?

肌は、外部刺激から体を守る場所。どんな美容成分も肌にとっては異物であり、炎症の原因となります。セラミドやアミノ酸といった肌の保湿因子と同じ成分を塗っても、肌にとっては異物・不純物にしかなりません。

肌の水分量はアテにならない!?

コスメカウンターやエステなどで、受けられる肌の水分量測定。水分量測定は、肌表面の電気伝導率(電気の通りやすさ)や、水分蒸発量などを指標とした数値であって、正確な水分量ではありません。また、保湿で重要なのは、水分量よりも保湿バリア機能です。水分量の変化に一喜一憂しないように気をつけましょう。

肌断食で起こりやすい 3大肌トラブル対策

乾燥が気になる⇒ワセリンを使いながら様子見を
肌断食美容を始めると、乾燥が気になることがあります。化粧品をずっと使っていた人は、肌がしっとりした状態に慣れています。何もつけないと違和感があるのは当然のこと。本来の肌の状態がむき出しになるので、粉ふきに悩まされることもあるかもしれません。

ただ、健康な肌バリアが回復すれば、このような症状はなくなってきます。焦らず、肌が落ち着くまで続けましょう。

かゆみが気になる⇒ひどい場合は皮膚科へ
かゆみの原因は、肌の乾燥・化学物質・汗・皮脂などの刺激が、主な引き金となります。それ以外にも、真菌が繁殖しているのが原因のケースも。

真菌は肌にとっての悪玉菌で、化粧品などの影響で常在菌のバランスが乱れると、大量に繁殖することがあります。肌の赤み・乾燥などを引き起こし、かゆみを伴う場合もあります。黄色のブツブツができるなど症状がひどく、なかなか治らないときは皮膚科で診察を受けましょう。

アトピー性皮膚炎が悪化した⇒アトピーは肌断食では治らない
アトピー性皮膚炎の場合、化粧品をやめただけでは治りません。主冶医に定期的に診てもらい、必要に応じて、薬物治療や生活指導を受けるのが一般的です。

スキンケアについての考えは、主.治医によって違うので、まずは基礎化粧品をやめたい旨を伝え、それに対する医師の意見を聞いてみてください。刺激物(の可能性があるもの)をやめることに、強く反対する医師は少ないかもしれませんが、もし反対されたら、具体的に理由を聞いてみましょう。

肌断食は、時間がかかることなので、本人が納得した上で始めることが大切なのです。主治医がいない人は、まずステップ1~ステップ4の方法を実践し、気になることがあれば皮膚科を受診するようにしてください。

まとめ

肌断食 肌トラブルかない人には不要かも!?

これまで、肌断食のメリットと化粧品のデメリットをご紹介しましたが、今、特に大きなトラブルがない肌の人には、肌断食はあまりおススメしていません。

肌が健康で化粧品を問題なく使っている人には、肌断食で大きな効果を得られるということは難しいのです。そもそも肌断食とは、肌トラブルがある人のためのもので、トラブルが解消するまで化粧品の使用を止めることを、肌断食美容と呼ぶようになったもの。

肌断食で肌を鍛えれば美肌になれるというのは、だから、半分間違いで半分正解。厳密にいえば、トラブルのない肌が肌断食しても、それ以上に「見違えるような美肌になる」なんてことは期待できません。

ただ、肌断食の一般的なイメージは
「化粧品は肌に負担をかけたり、肌を甘やかすものだから、たまには化粧品を使わずに肌を休ませて肌自身のポテンシャルを高めましょう」
的なことのようです。

化粧品は、粗悪なものも少なくありませんが、本来は肌が健やかになるのをサポートするのが役目。健康な肌なら、多少の肌負担があっても耐えられる程度に、安定剤などの種類や量を調整されているものも、決してゼロではないのです。

また、1日や2日の肌断食で肌が変わることはありません。もし化粧品の負担がかかって、多少の不調を感じるなら、その化粧品は肌に合っていないばかりか、役目さえ果たしていないので、他の化粧品に替える方が優先順位は先でしょう。

肌断食は、それらの選択肢が断たれた人のための最終的な手段、といった捉え方でも良いかもしれません。

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