201508/20

便秘の肌荒れは神の手が内も外も美しくしてくれる不思議な事実

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美肌の人は腸もピカピカ綺麗なはず、でも便秘で悩むこともあります。

「もう1週間も出てない・・・」

便秘の悩みは女性に多いものですが、ただ「出ないから大変」という単純な話ではないということをご存知でしょうか?

食べたものが消化吸収されたあと、体にとって必要のないものが便になるわけですが、それが何日もお腹の中にたまっているというのは「生ゴミ」をため込んでいるのと同じ。お腹の中という温かい環境で生ゴミはどんどん腐っていき、腸内環境はどんどん悪化してしまうのです。

腸内に悪玉菌が増えると発生する有害物質によって、最悪の場合ガンの原因にも・・・。たかが便秘と軽んじてはいけません。

さらに、便秘の悪影響は、腸内だけにとどまらないのが怖いところ。

肌荒れや肥満は、みなさんの知るところですが、口臭、アレルギーやアトピー性皮膚炎、感染症、喘息、貧血、偏頭痛、うつ病など、便秘から腸内環境が乱れただけで、その影響は非常に大きく全身に及んでしまうのです。

腸は食べた栄養素を吸収する大切な器官。その働きが悪くなるのですから、栄養不足から体の働きがバランスを崩してしまうのは、ごく自然なことですよね。もし、アナタが繰り返し肌荒れで悩んでいるのなら、それは慢性的な便秘のせいかもしれません。

デキる男だけが知っている、顔の肌荒れケア3ステップでも解説していますが、「肌は日ごろの生活を映す鏡」と言われ身体からのSOSを出しているのです。

まずは腸内環境を見直すことから。

「高価なスキンケアコスメに頼らず、下剤にも頼らないで、便秘も肌荒れも改善」

「そんなの夢のような話」だ、なんてあきらめないで。これから、そのメソッドを1からご紹介します。腸をキレイにすれば、内も外も美人になれますよ!

「美肌の人」は「腸もピカピカ」

腸は「神の手」を持っている!?

TVCMや雑誌などで、「腸内環境を整える」というフレーズをよく耳にしている人も多いのではないでしょうか。

これほど腸が注目されているのには、理由があります。美容・健康のために「食事から栄養をしっかり摂りましょう」というのは耳にタコですが、その食べたものから摂った栄養素はどこから入るのでしょうか。

そう、栄養は腸から吸収されるのです。

つまり、どんなにしっかりと食べたつもりでも、腸が健康でなければ、食ベ物を消化吸収することができず、そのままスルーしてしまうのです。

腸内には、消化された食べものが身体にとって必要かどうか、瞬時に判断する機能があります。体にとって「必要なもの」と「害になるもの」を、ちゃんと選別する仕分け作業を行なっているので、腸は「神の手」とも呼ばれているほど。単なる、食べたものを吸収するだけの臓器ではないというワケですね。

腸には免疫細胞の70%が集中している!

これほど重要で高度な作業ができるのは、なんと腸には体全体の約70%の免疫細胞が集中していて、腸は身体の免疫をコントロールする司令塔的存在だから。体の中に入れたくないものを腸で排除して、病気にならないようにしているのです。

老廃物が体に及ぼす悪影響

体を内側から美しく整えるためには、腸内環境のバランスをとるケアを怠ってはいけません。腸内環境のバランスが乱れると老廃物がたまり腸の動きがにぶくなります。さらに有害物質が腸の壁を伝わり血液に混ざってきます。出典:小林製薬

とすると、この司令塔の働きが悪くなるとどうなるのでしょうか?

免疫力はウイルスや細菌から体を守るシステムなので、それが下がってしまえば、

  • 風邪をひきやすい
  • 花粉症などのアレルギー症状がつらくなる
  • 便秘や下痢になりやすい
  • 吹き出物などの肌荒れ
  • 貧血などの不調

の原因にもなります。

また腸の働きが重要なのは、ほかの生物の仕組みを見てもよくわかります。腸は脳のように神経綱抱がたくさん存在する臓器で、「神の手」と呼ばれる自立した機能を持っていることから、医学の世界では「腸は第二の脳」と呼ばれています。

ところが、生物の発生の起源を遡ってみると、腸はあっても脳がない生き物(ヒトデやウニなど)が存在しているので、発生学的に考えると、腸のほうが「第一の脳」と言えるかもしれません。

“内視鏡”でわかる「汚い腸」「キレイな腸」

これほど腸が賢く体を守っているのは、腸が内臓であるにもかかわらず、ロからつながっている構造をした、外に開かれた臓器であるため。

極端に言えば、人の消化器官はちくわのように1本の管状になっていて、ロから食べ物が入って肛門から便を外に出しているので、常に外と接していることになります。

健康な腸は、ツヤツヤしたピンク色

したがって、いつ、どんなものが入ってくるかわかりませんから、「神の手」のような高度な防御機能が備わっているのです。そして、これほど重大な役割を持つ腸がむき出しの状態にならないよう、腸粘膜がバリアとなっているのです。

ちなみに、血管は完全に内なる臓器です。外側とつながっていませんから、血管に何かを入れるためには、注射や点滴で血管に針を刺さないといけません。

また健康な腸は、実際に内視鏡で見ても、ツヤツヤしたピンク色でキレイな状態を保っています。腸がキピカピカな人は、肌もピカピカ。肌だけはピカピカだけど、腸はボロボロということはまず難しいでしょう。

つまり、腸美人はイコール「超美人」というワケですね。

「腸美人」になるために OKな食べ物&NGな食べ物

腸内環境を整え、腸を強くするためには、まず腸粘膜を強くすることが最初のステップです。

そのために摂りたい栄養素は、まず粘膜の材料となるアミノ酸。中でも重要なのが、小腸粘膜のエネルギー源で、腸の免疫を司る主役の一端を担っているグルタミンです。次いで、粘膜の生成に必要なビタミンA、C、鉄、細胞分裂を促す亜鉛です。

バランスの良い食事が絶対にハズせない理由

アミノ酸やビタミンなどの栄養素は、「動物性タンパク質」と「緑黄色野菜」を組み合わせて食べると、効率よく摂れるでしょう。何をするにしても、バランスの良い食事はそれほど基本中の基本。コスメやエステ、ダイエット食品・サプリメントの活用も良いですが、それだけに頼っていれば、「土台が砂のままコンクリートの基礎を打つようなもの」でせっかくの効果も期待できないということを知っておいてください。

バランスの良い食生活を過ごすためのアドバイスとして、美白肌になる食べ物とは!美白に効果のある4大栄養素摂取法で書かれているように、4大栄養素をバランスよく摂取しなければなりません。

腸内に棲む「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」

腸内環境を整えるために、まずは腸内細菌を知ることから始めましょう。腸内細菌とは文字通り腸の中に棲む細菌で、大きく分けて3種類あります。

健康な人の腸内の環境バランス

腸内環境を整えるために腸内細菌のは3種類あります。善玉菌、日和見菌、悪玉菌で、それぞれの役割を持ち腸内環境のバランスを保つようにしています。

善玉菌

腸の中で発酵をして、便通を良くする。(乳酸菌やビフィズス菌など)

悪玉菌

腸の中を腐敗させて腸内環境を悪くする。(ウォルブドウ球菌など)

日和見(ひよりみ)菌

基本的にどちらにも属さないが、場合によって善玉にも悪玉にも傾く。

日和見(ひよりみ)菌がキモ

大半を占めるのが、③の「日和見(ひよりみ)菌」でとても優柔不断な菌。腸内で善玉菌が優勢なときは、善玉菌に味方して良い働きをしますが、悪玉菌が優勢になると、手のひらを返すように悪玉菌の側について、腸内環境を悪くしてしまうのです。

この悪玉菌が優勢になってしまうのが、腸内環境のバランスが崩れたとき。少しばかりの善玉菌を摂ったとしても、なし崩し的になり良い効果を発揮できません。ごくたまに善玉菌の多い食べ物を食べたところで、すぐに便秘が改善しないのはこのせいもあるでしょう。

腸内菌のバランスを整えるコツは、善玉菌を増やす食べ方をすること。善玉菌優勢の状態をキープして、悪玉菌を増やさないようにするのが大切です。

善玉菌を増やす「食べ方のポイント」

あまり知られていませんが、実は心療内科的には、腸内細菌のバランスを整えることは、心の健康に関わっています。

これは、やる気や幸せな気分をもたらす「ドーパミン」や「セロトニン」などの脳内ホルモンの前駆物質は、“脳内”と言いつつ腸内細菌が合成しているため。つまり、善玉菌が増えると脳内ホルモンも増えるので、気持ちが安定して前向きな気分になれるワケです。腸内環境を整えることは、心身の「健康のカギ」を握っていると言えるでしょう。

健康のカギを握っている腸内細菌のバランス

『腸内環境を整える食べ方』のポイントは2つあります。

  1. 「発酵食品」で善玉菌を増やす
    ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌は、酸をつくって腸内を酸性に保ち、悪玉菌が増えないようにします。また免疫細胞を活性化する働きもあり、免疫カアップにも乳酸菌が欠かせません。ヨーグルトのほかにはチーズややみそ、漬け物などにも乳酸菌が含まれます。納豆の納豆菌は乳駿菌ではありませんが、乳酸菌同様、腸内を酸性にして善玉菌を増やし、悪玉菌を抑えてくれる働きがあります。
  2. 「食物繊維」で善玉菌を定着させる
    食物繊維は、乳酸菌を増やして腸内に定着させる働きがあります。特定の食べ物が便秘に効くと聞くと、そればかり食べる人が少なくありませんが、葉もの野菜、根菜類、海藻類、果物など、色々な食材から摂るようにしてください。(ただし下痢を起こしやすい人は、症状が強くなってしまうので、注意しながら摂ること。)

糖分の多い果物はホドホドに

おいしいだけでなく腸に良いからと、毎日ヨーグルトを食べている人も多いでしょうか?

このヨーグルトを食べるとき、砂糖やフルーツソースを入れたり、糖分の高い果物を入れたり、何種類も果物を入れたりといった、アレンジをして食べている人は要注意。糖分過多になると、腸粘膜が弱りやすくなってしまいます。

甘みを加えるときは、乳酸菌を増やす働きのあるオリゴ糖(ハチミツなど)がおススメ。できれば、果物を入れるときは1種類だけにし、糖分(果糖)が多い果物(バナナやパイナップル)などは、毎日は食べないようにしてください。

おススメの果物はりんご・かんきつ類・ぶどう・いちごなどです。「腸は甘い物が嫌い」と知っておきましょう。

また、芋類(じゃがいも、さつまいもなど)は、食物繊維が豊富ですが、糖質が多い食品なので、糖分が気になる人は控えめにした方が良いかもしれません。

おススメ便秘改善レシピ

ホットアップル&ヨーグルト

出典:クックパッド

ホットアップル&ヨーグルトは妊娠後の便秘の解消に良いと思ってましたが、これのおかげか、絶好調にスルスルで、ヨーグルトの相性はバツグンでとても美味しいです。

材料(1人分)
りんご:1/4個
プレーンヨーグルト:100~150g

作り方
りんごは、皮をむいて芯を除き、5㎜の厚さにスライスする。
りんごを耐熱容器に入れ、レンジで60秒程度温め、ヨーグルトに入れて出来上がり。

りんごは加熱するとペクチンという食物繊維が増えるので、レンジで温めた方がメリット大。

また、りんごに含まれる甘味成分ソルビトールは、乳酸菌のえさにもなるので、ヨーグルトの相性はバツグンです。

下剤は最終手段にして

便秘は、日本内科学会の定義によると「3日以上、出ていない」「毎日出ていてもスッキリしない」状態を指します。

出ないからといって、すぐに下剤に頼っていませんか?

大事な腸内細菌も流れてしまう

下剤で、下痢を起こしてむりやり出すことに。そのときはスッキリするかもしれませんが、腸内では大変なことが起きています。まず、たまっている便と一緒に大切な腸内細菌も流れしまうので、腸内環境をゼロから整えなくてはならず、しかも、1日や2日で再建できるものではありません。

下剤を使うというのは、つまった配水管に強力な洗剤を流してまっさらな状態にすることと同じ。アナタは、顔の汚れが気になるからといって、顔に強力な洗剤を使い続けたりはしないですよね。腸もまたデリケートなのです。

下剤は、最終的な手段として使うようにしましょう。また、下剤を常用していると段々効かなくなる人も少なくありません。そうなる前に、症状がひどい場合は、便秘外来などを訪れることも視野に入れてみてください。

「ガンコな便秘」に効く習慣

食事だけでは治らないガンコな便秘には、腸内環境を整えることと同時に、日常生活に3つの習慣をプラスアルファして、改善のバックアップをしましょう。

日用生活にプラスアルファ 便秘改善の生活習慣3つ

1. ウォーキングで下半身を動かす

歩く動作は骨盤内を刺激するため、腸の動きが活発になります。デスクワークでの座りっぱなしは、便秘を招く元。時々、デスクワーク以外の用事を挟むようにして、できるだけちょこまか動くだけでも違ってきますよ。

2. 下半身を温める

冷え性の女性に便秘は多いもの。これは、冷えると腸の血行が悪くなり、動きも鈍くなるのが要因です。オフィスの空調が合わないときは、ひざかけなどを使う、お風呂に入ってゆっくり温まる、寝るときは靴下をはくなど、下半身を冷やさない工夫を季節問わず意識してみましょう。デザインのカワイイ腹巻きやレッグウォーマーなら、気分もアガるかもしれませんね。

3. 腹筋を意識する

便秘体質の人が女性に多いのは、女性は男性より筋肉量が少なく、腹筋のカが弱いことも関係しています。シェイプアップ目的で筋トレをするなら、便秘改善のために腹筋も意識して鍛えるようにしましょう。腹筋を鍛えれば、ウエストもくびれてくるので、一石二鳥です

まとめ

腸は、外からは見ることができませんから、どんなに食事がおろそかで、日常生活が適当だとしても、それを周囲にバレることはないだろうとつい油断しがち。でも、その腸の汚れ具合が肌や髪・スタイルに、つぶさに表れているのです。

見えないところを美しく出来る人は、女性として魅力的ですよね。顔の肌をスキンケアで大切にしているように、これからは腸も大切にしてあげてください。

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