201508/27

実はイケメンに多し!フケで悩む人が知るべきフケの原因と防止法

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超イケメンのMatt Bomer

企業の採用担当者によれば、面接で不採用になる理由の上位に「清潔感のなさ」が必ずランクインされるといいます。

シャツのしみや汚れ、スーツの着くずれ、履いている靴はきれいか、といった項目も挙げられますが、やはり第一印象は顔という意見が多いもの。

なかでも第一印象を悪くするのが無精ひげと髪の毛です。さすがに無精ひげのまま面接に行く人は少ないと思いますが、髪の毛に寝ぐせがついていたり、ぼさぼさの髪で面接に来る学生は多いといいます。それだけでもマイナス印象なのに、スーツの肩にフケが積もっていようものなら一発で不採用決定です。

また、合コンで第一印象のいい男性はイケメンなのか思うとさにあらず。意外にも「清潔感のある男性」がダントツで好印象を受けると女性は口をそろえます。

ところで、アサヒホールディングスが20歳以上の成人男女に行ったアンケート調査によれば、男に欠かせない身だしなみは、1位 口臭、2位 体臭、3位 フケという結果でした。
男に欠かせない身だしなみ3位に「フケ」(55.6%)が上げられています。「会社では、パリッとしたワイシャツにネクタイが基本!でも髪の毛の寝癖やフケがすごいと、かなりひいてしまう」(女性30代)という声が多数寄せられています。フケの目立つスーツ着用は仕事ができない社会人の象徴のようです。アサヒホールディングス

このように想像以上に見た目の印象を悪くしてしまうフケですが、実はフケやかゆみに悩む方は男女ともに3割以上もいるそうです。フケを解消して清潔感のある身だしなみにすれば女性からの好感度も格段にアップするはずです。

フケとは何か?

頭垢(ふけ、雲脂)とは、頭の皮膚から発生する、うろこ状の白い老廃物。頭皮に生じた垢。wikipedia

でも、フケは垢と呼ぶには大きすぎるような気がします。どうしてほかの皮膚と違い大きな垢が生じるのでしょうか。

フケの正体

フケのもっとも大きな原因は頭皮の汚れです。基本的に頭皮の構造はほかの部位の皮膚と同じですが、頭皮は他の部位の皮膚と比べて太い毛髪が生える毛穴や汗腺の数が多く、皮脂の分泌が盛んです。また、外気に直接触れるため大気中のほこりやチリ、微生物などで汚れやすく、髪の毛のせいで蒸れやすい場所でもあります。

皮脂の分泌が盛んな頭皮ですが、逆に水分の蒸発は他の皮膚よりも多く、表面は乾燥しやすい状態にあります。皮脂の汚れがたまりやすいうえに乾燥しやすい頭皮はフケやかゆみ、吹き出物など皮膚トラブルを起こしやすいのです。

トラブルを起こした頭皮は保湿機能や皮脂によるバリア機能がさらに低下し、トラブルを悪化させる悪循環に陥りがちです。髪の毛に覆われた頭皮は手や顔などと違い、トラブルに気づきにくいもの。いつのまにか頭皮は乾燥してフケが目立つようになり、気が付いたときにはトラブルが進行していることが多いのです。

さて、フケの正体ですが、日焼けをして皮膚の表面がむけてしまう経験は誰しもあると思います。日焼けで皮がむけるのはなぜだかお判りでしょうか。実は日焼けによって皮膚の表面がカラカラに干からびてしまった結果、皮が剥がれ落ちてしまうのです。

フケの正体もまったく同じで、汚れや雑菌の繁殖などトラブルによりバリア機能や保湿機能を失い、カラカラに乾燥してしまった頭皮が剥がれ落ちているのです。

その他のフケの原因

基本的には頭皮と毛穴の汚れがフケの原因ですが、もうひとつありがちな原因として洗髪のし過ぎが挙げられます。フケやかゆみがあるのですっきりしたいと1日に何度も洗髪したり、ごしごしと力を入れて洗いすぎてしまったり。このような洗髪のし過ぎは逆に頭皮の状態を悪くしてフケやかゆみを悪化させてしまいます。

また、食生活の乱れやビタミンB2・B6の不足も頭皮の状態を悪くします。ビタミンB2とB6はともに皮膚や髪の毛をつくるのに欠かせないビタミンです。また、糖質や脂質の代謝にも不可欠なビタミンなので皮脂の分泌にも影響を与えます。ビタミンB2やB6をはじめとするビタミンB群が不足すると、フケやかゆみをひどくするだけでなく、脱毛や薄毛の原因にもなります。

ほかにも、睡眠不足やストレスは代謝機能に悪影響を与えて新陳代謝を低下させたり、皮膚のターンオーバー周期を狂わせ、皮脂の過剰な分泌を促し吹き出物やフケなどの頭皮トラブルを招く原因となります。

フケの種類

スーツの肩に白くつもる普通のフケは乾性フケと呼ばれており、頭皮のバリア機能や保湿力が低下して、頭皮が乾燥することで起こります。一方、べたべたした脂性のフケは脂漏性フケと呼ばれ、文字通り皮脂の過剰な分泌が原因で起こります。

過剰に分泌された皮脂が毛穴にたまり、この脂のかたまりを皮膚常在菌である真菌類が分解し酸化させます。この酸化した皮脂が頭皮の角質層に悪影響を与え、表面の皮膚が剥がれ落ちることでフケとなります。脂漏性のフケは脂がべったりついているので、スーツの肩に積もることはありませんが、髪の毛の間にびっしりと白いフケがこびりついて、より不潔な印象を与えます。

皮脂を分解する真菌はカビの一種であるマラセチアという菌ですが、不規則な生活やストレスなどで免疫機能が低下すると、このマラセチア菌が増殖して脂漏性皮膚炎を起こすことがあります。こうした場合には抗真菌薬を配合した薬用シャンプーを用いるといいでしょう。

脂漏性皮膚炎では治療にステロイド系の抗炎症薬を使用することがありますが、ステロイド薬がかえってフケを増やすこともあるので要注意です。また、乾性フケではアトピー性皮膚炎が原因の場合もあるので、全身の状態をよく観察することが必要です。

脂性フケの対処

脂漏性皮膚炎の場合はイミダゾール系の抗真菌薬を配合したシャンプーを使用します。抗真菌シャンプーにはミコナゾールを配合した製品とケトコナゾールを配合した製品があり、日本ではミコナゾールを配合したシャンプーが持田ヘルスケアなどから発売されています。

持田ヘルスケア社 コラージュフルフルネクストシャンプー(ミコナゾール配合)

コラージュフルフルネクストシャンプーは、抗真菌(抗カビ)成分ミコナゾール硝酸塩と抗酸化・殺菌成分オクトピロックスをダブルで配合。フケ原因菌(カビ)の増殖を抑え、フケ・かゆみを防ぎます。 出典:持田ヘルスケア社
※ドラッグストア、総合ショッピングサイト等で入手可能。〈実店舗は要在庫確認。〉

海外ではケトコナゾールを配合したヤンセンファーマ社の「ニゾラールシャンプー」が有名ですが、日本国内では未承認のため販売されていません。ケトコナゾールを配合したシャンプーは一部で「発毛に効果がある」という噂があり、個人輸入などで人気商品となっていますが、刺激が強く頭皮が敏感な方は注意が必要です。

乾性フケの対処

乾性フケの場合は頭皮の保湿機能が低下しているのでシャンプーのしすぎは厳禁です。洗いすぎないこと、シャンプーやリンスはしっかり洗い流すこと、ドライヤーで乾かし過ぎないことなどの注意が必要です。また、頭皮専用のローションでシャンプー後の保湿ケアをすることも重要です。

ここまで公開できるか!頭皮の脂・フケからくる病気への頭皮皮脂対策法」でも書いていますが、頭皮の皮脂が気にする人ほど、皮脂を強力に取り除くタイプのシャンプーを使ったり、1日2回洗ったりなど、とにかく皮脂を徹底的に取ろうと努力しています。

フケなどの頭皮ケアにワセリンがよいといわれていますが、上手に使わないと逆に角質層の水分を失わせてフケやかゆいがひどくなることもあります。ワセリンは無色無臭の油脂で擦り傷など外傷の止血に用いられます。厚く塗りすぎると皮膚から水分が蒸発するのを妨げるため、角質層から必要以上に水分が流出してしまい、かえって乾燥してしまうのです。ワセリンを使用するときはほんの少しの量をうすく塗り伸ばすようにしましょう。

シャンプーの選び方

自分の頭皮に合ったシャンプーの選び方

フケを改善するのにシャンプー選びはとても大切です。いちばん重要なことは自分の頭皮に合ったシャンプーを選ぶことなので、シャンプーのタイプを覚えておくといいでしょう。シャンプーには界面活性剤の種類によって、アルコール系シャンプー、石鹸シャンプー、アミノ酸シャンプーなどがあります。

界面活性剤とは水にも油にもなじむ両親媒性を持つ化合物で、シャンプーだけではなく洗剤一般に広く使用されています。界面活性剤は、汚れを吸着したり包み込んで水と一緒に洗い流せるようにするミセルを形成します。

アルコール系シャンプーは製造コストが安く、洗浄力が強いのが特長です。洗浄力が強いだけに洗いすぎたり、皮脂を余計に落とし過ぎて乾燥を招くことがあります。ふつうシャンプーといえばアルコール系シャンプーのことを指します。

ヘルシンキフォーミュラ フォーミュラBシャンプー ハーバルミスト

ヘルシンキフォーミュラフォーミュラBシャンプーは、1本で手軽にスカルプケアができる乳化剤配合シャンプーです。髪が気になりだした方や先々の予防として頭皮環境を整えたい方におすすめ。出典:ヘルシンキ・フォーミュラ公式サイト
※ドラッグストア、総合ショッピングサイト等で入手可能。〈実店舗は要在庫確認。〉

石鹸シャンプーはその名の通り、石鹸から作られたシャンプーです。石鹸はもっとも歴史の古い洗浄剤で、紀元前2800年ごろにはすでに使われていました。石鹸は動物や植物の油脂から作られるため、環境に優しいともいわれています。

ただし、石鹸はアルカリ性の界面活性剤のため、毛髪のキューティクルを溶かして分解してしまうことがあります。髪質によっては石鹸シャンプーを使用すると髪の毛がキシキシする、といわれるのはそのためです。

ミヨシ石鹸 頭皮をあらうせっけん

ミヨシ地肌をあらうせっけんシャンプーは、毛髪の妨げとなる、毛穴の皮脂汚れを弱アルカリ性のせっけんですっきり落とします。洗髪後に洗浄剤が頭皮に残らずサッパリ洗えます。保湿成分として天然由来のグリコシルトレハロースとミルクプロテイン(加水分解カゼイン)を配合し、洗髪後の頭皮を乾燥から守ります。出典:公式 ミヨシ石鹸通販
※ドラッグストア、総合ショッピングサイト等で入手可能。〈実店舗は要在庫確認。〉

アミノ酸シャンプーに使われるアミノ酸界面活性剤とは「水になじむ部分と油になじむ部分をアミノ酸でつないだもの」をイメージすればわかりやすいでしょう。アミノ酸界面活性剤は低刺激で環境にも優しいため、赤ちゃん用のボディソープやアトピー性皮膚炎の方に好まれます。ただし、低刺激な分洗浄力の弱い点が短所といえます。

ロート製薬 メディクイックH 頭皮のメディカルシャンプー

メディクイックH 頭皮のメディカルシャンプーは、原因菌の増殖を抑える抗真菌成分(ミコナゾール硝酸塩)と、かゆみの原因となる炎症を抑える抗炎症成分(グリチルリチン酸ジカリウム)のWの有効成分を配合!  頭皮環境を整えて、フケ・かゆみを防ぎます。出典:ロート製薬: 商品情報サイト
※ドラッグストア、総合ショッピングサイト等で入手可能。〈実店舗は要在庫確認。〉

正しいシャンプーの方法

まず最初に、ブラッシングをして髪のからまりをなくし、ほこりを落とします。

つぎに髪全体を十分に濡らします。このとき髪の流れに沿って指をくしのように入れて、髪と地肌を十分に予備洗いします。

シャンプーは髪や地肌に直接つけず、手のひらで軽く泡立ててから髪につけます。

泡立てたシャンプーは髪だけでなく地肌にも十分になじませ、爪を立てないように気をつけて指の腹を使ってよくマッサージします。髪の長い人は髪の毛自体もよく洗うようにしてください。

特に額の生え際、頭頂部、耳の後ろ、後頭部は念入りに洗いましょう。

熱いお湯は皮脂を必要以上に取り去ってしまいます。ぬるめのお湯でシャンプーの泡とぬるつきがなくなるまでしっかり洗い流します。

リンスやコンディショナーは地肌につかないよう髪の毛だけに塗り込んでよくすすぎます。リンスが地肌についたまま残るとフケの原因となります。

タオルドライはゴシゴシとこすらず、柔らかいタオルで優しく拭きあげます。

ドライヤーを近づけすぎたり、長時間乾かし過ぎたりしないように気をつけましょう。7割がた乾いたら、あとは余熱で自然乾燥させます。夏場は扇風機を充てるのもいいでしょう。

洗髪後はローションなどで頭皮ケアを怠りなく。

まとめ

実際にはきれい好きだし、清潔には人一倍気を使っているのに、フケのせいで印象を悪くしている人も中にはあるでしょう。ケアをしているのにフケやかゆみがあまりひどいようなら皮膚科を受診することをお勧めします。

しかし、大半の方はきちんと頭皮ケアを実行すればフケは必ずよくなります。あまり神経質にならず、気軽に頭皮ケアを実践してみてはいかがでしょうか。


注意:この記事に使用しているメイン写真は、マット・ボマー(Matt Bomer, 本名: Matthew Staton Bomer)インターネット・ムービー・データベース(英語)から引用させていただきました。

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