201708/27

今度こそ本気でしわ改善!大注目の美容成分「レチノール化粧品」とは?

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今度こそ本気でしわ改善!大注目の美容成分「レチノール化粧品」とは?

しわやたるみなどに効果的なアンチエイジング成分レチノール

2017年の2月に大手化粧品メーカーの資生堂が、純粋レチノールによる「しわを改善する効果」を厚生労働省から承認されたことで、俄然注目を集めている美容成分です。

エイジングケアだけでなく、にきび跡やシミの解消などが期待されるとあって、今や各化粧品メーカーがこぞって開発しています。

ここでは本気でしわ改善をしたい人のために、レチノールにどんな効果があるのかを徹底検証します。注意点やおすすめの商品もご紹介していくので、まだレチノール化粧品を試したことのない方はぜひ参考にしてください。

1.なぜ今レチノール化粧品が注目されているの?

もともとレチノール人気の火付け役となったのは、美容大国アメリカです。

1996年、レチノールの一種である「レチノイン酸」配合の「RENOVA(レノバ)」というクリームが、FDA (アメリカ食品医薬品局)でしわやソバカスに効果がある医薬品として初めて認可されました。

FDAは日本の厚生労働省にあたり、チェックが厳しいことで有名です。FDAが認めたしわ治療薬として、海外セレブやモデルがこぞって愛用するようになり、一大ブームが巻き起こりました。

なぜ今レチノール化粧品が注目されているのか?他の化粧品との違いとは

ところが、レチノイン酸は刺激が強く、副作用が起こりやすいため、日本では化粧品に配合することが認められていません。そこで国内の各メーカーは、レチノールと同じようにしわ改善の効果があり、より刺激の少ないレチノールに着目したのです。

これまでも美容に敏感な女性の間では密かなブームだったのですが、厚生労働省のお墨付きになったことで、さらなる注目を集めるようになりました。

資生堂に先駆けて、2016年にポーラが発売した「リンクルショット メディカル セラム」が、しわ改善化粧品として初めて厚生労働省に認可を受けました。

この商品の有効成分「ニールワン」は、コラーゲンやエラスチンを分解する「好中球エラスターゼ」の働きを抑制することで、しわ改善へ導くものです。

一方、レチノールは、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進し、皮膚に柔軟性を与えることでしわを改善します。さらに、老化の原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用も備えています。

つまりレチノールとは「攻め」と「守り」のWのアンチエイジング効果を実現した、しわ改善の有効成分なのです
 

2.レチノールとは? レチノールの詳しい解説

2-1.レチノールとビタミンAの関係

そもそもレチノールとは、どのような成分なのでしょう。

レチノールと聞くと耳慣れないかもしれませんが、わかりやすく言うと、レチノール=ビタミンAのことです。ビタミンAは、動物性食品に含まれるレチノール類と緑黄色野菜に多く含まれるカロテン類の2種類があります。

ただし、カロテン類は体内で必要に応じてビタミンAに変わる成分なので、正確にはプロビタミンAになります。ビタミンAにはいろいろな種類がありますが、狭義にはレチノールのみを指します。

ビタミンAは、動物性食品に含まれるレチノール類と緑黄色野菜に多く含まれるカロテン類の2種類があります。

ビタミンAには、次のような効果があります。

◆ 皮膚や粘膜を保護する効果
鼻や口、のど、胃腸などの粘膜や皮膚を保護する作用があり、免疫機能を健康に保ちます。

◆ 視機能を改善する効果
目に良いビタミンとして知られ、目の健康維持には欠かせません。夜盲症や視力低下、眼精疲労などの改善に効果があります。

◆ 動脈硬化を予防する効果
強い抗酸化作用があるため、動脈硬化の予防に効果があります。

このようにさまざまな効果のあるビタミンAですが、脂溶性のため過剰に摂取すると体内に蓄積され、中毒症状を起こすことがあるので注意が必要です。
 

2-2.レチノールの肌への効能

次に、レチノールにどんな美容効果やアンチエイジング効果があるのかを見ていきましょう。

◆ 線維芽細胞(せんいがさいぼう)の活性化
肌にハリや潤いをもたらすコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸は、肌の真皮層にある線維芽細胞で生成されています。加齢によって線維芽細胞の働きが衰えると、コラーゲンなどの美容成分の産出量も減少していくので、しわやたるみの原因になります。

レチノールは線維芽細胞の活動を活発化することで、弾力のあるみずみずしい肌へと導きます。

◆ 肌のターンオーバーを整える
肌はおよそ28日周期で生まれ変わります。レチノールは肌のターンオーバーの乱れを整えて正常化することで、肌を健康に保ちます。

◆ 抗酸化作用
抗酸化作用とは、文字どおり酸化を抑える作用のことです。肌の酸化には、活性酸素が大きく関わっています。活性酸素が増えすぎると血管や細胞を傷つけて、肌老化の原因になります。

レチノールには、活性酸素を除去する抗酸化作用があるため、肌老化の防止に一役買ってくれるでしょう。

◆ 皮脂分泌の抑制
レチノールには過剰な皮脂分泌を抑制する働きがあり、毛穴のつまりや黒ずみを改善する効果が期待できます。

レチノール、レチノイン酸で若返る肌

出典: かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき「シワ・たるみを解消?有効成分「レチノール」の効果とは」
 

2-3.レチノールの種類

ビタミンAは体内で「レチノール」「レチナール」「レチノイン酸(トレチノイン)」と変化して、肌へ及ぼす影響力も変わってきます。

レチノイン酸は、先にも述べたように刺激が強すぎるので、国内では医師の処方の下でしか使用することはできません

ですので、化粧品に配合されるのは、レチノールかレチナールになります。しかし、レチナールの性質はレチノイン酸に近いため、レチノールを使った化粧品が主流です。

ビタミンAは体内で「レチノール」「レチナール」「レチノイン酸(トレチノイン)」と変化して、肌へ及ぼす影響力も変わってきます。

基本的なレチノールは、そのまま皮膚に塗布しても酸素や光の影響を受けて壊れやすいので、他の成分と合成されて安定性を高めた状態で化粧品に配合されています。化粧品に含まれるレチノールには、次のようなものがあります。

◆ パルミチン酸レチノール
レチノールにパルミチン酸を結合させて、肌への浸透度を高めたレチノール誘導体です。肌への刺激が最も少なく、安定性に優れています。

◆ 酢酸レチノール
レチノールの安定性を高めるために、酢酸と組み合わせた成分です。肌へ浸透しやすく刺激も少ないため、化粧品によく用いられます。

◆ シラスフィアレチノール
レチノールと天然ビタミンEを配合したもので、レチノールよりもマイルドな効果です。

◆ 純粋レチノール(ピュアレチノール)
水溶性のレチノールで肌に浸透しやすく、肌にとどまって24時間以上効果が持続すると言われています。高い効果が期待できる反面、不安定で化粧品に配合しにくいというデメリットがありました。しかし最新技術で、成分の安定化に成功しています。

◆ レチノイン酸トコフェリル
レチノイン酸とトコフェロール(ビタミンE)を結合させたビタミンA誘導体です。レチノイン酸と同等の効果がありながら安全性を高めた成分で、「最強のしわ対策成分」と言われています。
 

3.レチノール化粧品にはどんな商品があるの?

参考:エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリームS(資生堂)

エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリームS(資生堂)

出典:資生堂 公式サイト

レチノールを配合した化粧品として、日本で初めて厚生労働省に「しわ改善に効く」と認可を受けたクリームです。有効成分の純粋レチノールが表皮の最下層にある角化細胞でヒアルロン酸の産出を促し、肌にみずみずしさを与えます。硬くなった皮膚を柔軟にして、しわを改善していきます。

容量 15g
本体価格 6264円(税込)
 

参考:QuSomeレチノA (ビーグレン)

QuSomeレチノA (ビーグレン)

出典:ビーグレン公式サイト

ピュアなレチノールとレチノイン酸トコフェリルの2種類のビタミンA(レチノール)が、しわやたるみの気になる部分にピンポイントで働きかけます。繊細で壊れやすいビタミンAを独自開発したカプセルに包み込むことで、有効成分が肌の奥まで浸透。頑固な額や眉間のしわにアプローチして、内側からツヤと弾力のある肌へと導いていきます。

容量 30g
本体価格 6000円(税抜)

>>QuSomeレチノA さらに詳しい情報はこちら
 

4.レチノール化粧品の4つの効果 しわ、たるみ、ニキビ跡も改善?!

レチノール化粧品はしわやたるみだけでなく、ニキビ跡やシミの改善にも効果が期待できます。

レチノール化粧品はしわやたるみだけでなく、ニキビ跡やシミの改善にも効果が期待できます。

◆ しわ
レチノールで最も効果が期待できるのがしわ改善です。肌のハリの元となるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の製造工場とも言える線維芽細胞に働きかけて、コラーゲンなどの美容成分の産出を促します。肌の水分量を高めて皮膚を柔らかくすることで、肌の奥からしわを改善していきます。
資生堂がレチノール化粧品を試した実験によると、深いしわが9週間で改善したことが認められたということです。このことからもしわ改善効果の即効性があることが伺えます。

◆ たるみ
年齢とともに気になってくるのが肌のたるみ。真皮を支えるコラーゲンとエラスチンが減少して緩んでしまうのが原因です。かといってコラーゲンを口から摂取しても、直接肌に届くわけではありません。
その点、レチノールは気になる部分に伸ばすことで、肌自らがコラーゲンを生み出すようダイレクトに働きかけます。使い続けることで、キュッとしまった肌を取り戻すことが期待できます。

◆ ニキビ跡
レチノールが肌のターンオーバーを促進することで、古い角質が剥がれ落ちて、新しい肌細胞と交代していきます。その過程で自然とニキビ跡が薄くなり、やがて気にならなくなるでしょう。

◆ シミ(ピーリング)
レチノールには、古い角質を取り除くピーリング効果があります。肌のシミはメラニン色素が色素沈着を起こすことで発生します。ピーリング作用のあるレチノールを使用することで、古い角質と一緒にシミが少しずつ排出されやすくなります。
 

5.効果抜群レチノール化粧品…だけど副作用のリスクがあることも知っておいて!

反対に症状がひどい場合は、すぐにレチノールの使用を中止して、専門医に相談しましょう。

レチノールは効果が高い分、どうしても肌への負担が大きくなります。どのメーカーも刺激の少ない形態のレチノールを採用していますが、肌トラブルが起きるリスクはゼロではありません

特に使い始めは、肌がカサカサしたり、赤みが出たり、かゆみを感じたりするケースがあります。こうした副作用を「レチノイド反応」と言います。

レチノイド反応は、1〜2週間ほどレチノールを使い続けることで治ることがあります。さほど気にならなければ、1、2週間を目安に試してみるのもいいかもしれません。

ただし、敏感肌の人は避けたほうが無難です。
反対に症状がひどい場合は、すぐにレチノールの使用を中止して、専門医に相談しましょう。
 

6.安心なレチノール化粧品は?

最近では、国内でもさまざまなレチノール化粧品が販売されるようになりました。

しかし他の美容成分に比べると、刺激が強いのは事実です。信頼できる化粧品メーカーから購入するようにしてください。

効果が高く安価な海外化粧品を個人輸入する人もいますが、安全性を考えるとおすすめできません。

初めて使う場合は、まず、低濃度のものから試して、慣れてきたら徐々にグレードアップしていくといいでしょう。刺激の少ないものほど結果が出るまで時間がかかります。

即効性を求めて高濃度のレチノール化粧品を使用し、肌トラブルを起こしたのでは元も子もありません。肌に安心して使えるものを、焦らずじっくり使い続けることが美肌を手に入れる近道です。
 

7.まとめ

レチノール化粧品は、しわやたるみの改善などの美容効果が期待できる注目の成分です。

しかしその反面、肌への刺激が強く、副作用のリスクがあることは否めません。レチノールの効果と危険性をしっかり把握した上で、正しいエイジングケアをしていきましょう。
 

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