201601/22

ニキビ跡を消すには、ニキビの種類と特徴を知ることから始める

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ニキビで悩む女性

ニキビに悩んでいる方は、より深く肌のことやニキビのことを理解しようと学んでいる人が多く、美しくなりたいために人一倍、または2倍、3倍も努力しているのではないでしょうか。しかし、ニキビの原因は医学的にはよく解明され、対処法も多々紹介されているのに、それを試してもなかなか改善できないケースが少なくありません。

ニキビができると、「ニキビそのものをすぐに治す」ことに意識が行きがちですが、本当に大切なのは、「ニキビ跡を将来に残さない」ということ。ニキビそれ自体は悩みの深いものですが、生涯にわたって悩まされるタイプのトラブルとは違います。時がくれば、ほとんどの場合ニキビの終息時期を迎えていきます。

では、どのタイミングでどのような対処をするのが良いのでしょうか?そのためには、まずニキビの種類と、そのメカニズムを知っておく必要があります。そこでこれから、「ニキビがどのように進行していくのか?」「ニキビの種類と特徴」についてご紹介します。ぜひ、今あるニキビと照らし合わせながらご覧ください。

ニキビの誕生から死滅まで

ニキビの苗が発芽して大きなニキビに育つまでの「ニキビの生い立ち」を説明していきましょう。ニキビは、生まれてから死滅するまでが色によって分けられていて、「白⇒黒⇒赤⇒黄」と進行していきます。

誕生 白ニキビ

 ニキビ出典:ニキペデュア

生まれたてのニキビは「白ニキビ」と言い、毛穴が閉じて皮脂が詰まっている状態。なぜ赤くならないかというと、この時点ではまだアクネ菌が寄ってきていないからです。肉眼でよく見ると、肌色だけどポツポツと盛り上がっている毛穴があるでしょう。それが、これから芽吹くかもしれない白ニキビなのです。

ニキビが出ている皮下組織

進行 黒ニキビ

 黒ニキビ

次に、たまりにたまった皮脂が、閉じた毛穴の外にひょっこり顔をのぞかせます。これは、肉眼的には毛穴の入り口が黒い点のように見える状態で、「黒ニキビ」と呼ばれるものです。

毛穴の壁にあるメラノサイト(シミを作る工場)が、たまった皮脂の刺激でメラニンを作り、それが代謝によって上がってきて黒くなると言われています。黒ニキビが赤いニキビになるケースは多くはないようですが、毛穴が開く原因になるため注意が必要です。

白ニキビのことをニキビと考えていない人も多いと思います。でも、この微妙な皮膚の変化を見逃してしまうと、それらが次々と開花して、私たちが普段よく見る真っ赤なニキビへと変身してしまうことに・・・。

悪化 赤ニキビ

赤ニキビ

そして、白ニキビのように毛穴に皮脂がたまった状態が長く続くと、アクネ菌の集団がやってきます。大好物の皮脂があり、大嫌いな空気状入ってこないため、白ニキビはアクネ菌たちにとっては居心地がいい場所。そして、一度住みついたアクネ菌たちは家族を作り始め村となり、アクネ村が複数の集落を作りながら、それぞれの毛穴で活動を始めるのです。

アクネ菌は、毛穴の中で大好物の皮脂を食べる代わりに「ポルフィリン」という毒を出します。すると、毒に驚いた毛穴の肌細胞たちが慌てだし、「敵が侵入したようです!血液の免疫システムに異常を伝え、肌細胞を守ってください!」と、免疫細胞である白血球をアクネ菌の毒がたまった毛穴へ送り込みます。

血液中に流れている白血球は常に体内を循環していて、敵が来たらすぐに駆けつけられるように見張っている細胞たち。白血球たちがアクネ村を発見すると、毛穴の中で「アクネ菌vs白血球」の戦いが起こります。

そうなると、毛穴はたちまち赤くなり、膨れ上がっていきます。このように、次々と血液が集まって大戦争になっている状態が、よく目にする「赤ニキビ」なのです。

赤ニキビの皮下組織出典:南青山スキンケアクリニック

アクネ菌とは?

アクネ菌は、ニキビと深い関わりのある細菌です。ニキビを引き起こすので、外部からやってくる悪者のようなイメージを持たれがちですが、皮膚に常にあるもので、本来は肌を弱酸性にし、バリア機能を維持する味方として働いてくれている常在菌なのです。このアクネ菌の大好物は皮脂、そして空気ガ大嫌い。空気がなくて皮脂が多い暗い毛穴が大好きなので、そんな毛穴を見つけるとたちまち引きこもり、皮脂を食べ、毒を発するというワケです。

末期 黄ニキビ

黄色ニキビ

戦いが始まっても、アクネ菌たちの勢いはおさまりません。なぜなら、毛穴が閉じていて新しい皮脂が次々と作られる環境に変化がないからです。

この戦いが長引くと毛穴の中には血液や皮脂、戦いの残骸が膿としてどんどんたまっていきます。そして、容量オーパーになると、毛穴の壁が壊れていくのです。中の膿が真皮に直接触れ始め、今度は真皮が炎症を起こして真っ赤になっていきます。これがニキビの末期「黄ニキピ」です。肉眼でも、黄色い膿が皮膚を通して透けて見えます。

たまりにたまった膿は、皮膚の中ではおさまりきれなくなり、毛穴の入り口も噴火して、外に排出されます。自分で潰そうが潰すまいが、ニキビはいずれ潰れる結果になるのです。そうして新しい空気が毛穴に入り込み、皮脂が外に出ていくことで、「アクネ菌vs白血球」の長い戦いは終わりを迎えます。アクネ菌たちが撤退し、赤い炎症が治っていきます。

後遺症 色素沈着&クレーター

後遺症で色素沈着になった肌

凹凸状のニキビの痕

でも、ここまで育て上げてしまったニキビは真皮を傷めつけてしまったため、月面のクレーターのように大きな穴を残し、後遺症となってしまいます。たとえ赤みが引いたとしても、そこにクレーターという、ニキビがあった悲しい思い出が一生残ってしまうのです。

そして激しい炎症でメラノサイト(メラニンをつくる工場)が刺激され、炎症性色素沈着という茶褐色のシミも残ってしまいます。

このようなニキビの生い立ちを知ると、いかに早い段階で気づき、手を打つことが重要かということが分かりますよね。ニキビはできる前に予防するのか一番。もしできてしまっても、白ニキビの時点で気づけば痕になることはありません。

自分でケアして良いのは 白ニキビ&黒ニキビまで!

白ニキビは、角栓(毛穴に角質や皮脂ガ詰まったもの)によって毛穴が閉塞したもの。角栓はコメドとも呼ばれ、小さなプツプツができて溜まった脂が目で見てわかる伏態です。これはニキビの初期段階です。

黒ニキビは、白ニキビの進行形で表面に出た角栓が空気に触れ、酸化して黒ずんだ状態です。まだ炎症ガ起こっている段階ではありません。

これらの段階では、角栓を物理的に押し出してしまった方が炎症は起こらず、キレイになりやすいのです。しかし、手で処理すると雑菌によって悪化する恐れもあるので、市販の「コメドプッシャー」を使うか、皮膚科で処置をしてもらうと良いでしょう。

白ニキビ、黒ニキビともに気をつけなければならないことは、「毛穴を詰まらせない」ということです。星本のお手入れの中でも、正しい洗顔はニキビ予防に大きく役立ちます。

参考:ポアヌーク ザ・ポアクリアスティック

角栓を取り去る出典:Amazon

角栓にゅるにゅる。毛穴汚れをピンポイントでしっかりオフ! 待たない、手が汚れない、これが新毛穴ケアです。

赤ニキビになったら皮膚科へ!

赤ニキビ(直径3㎜以上のふくらみを伴った、赤く腫れたようなもの)が顔全体で10個以上になったら、すぐに皮膚科へかかることをおススメします。こうなると、完全な疾患「健康強化ゾーン」に入る肌になるので、すべての肌トラブルの中で、最優先して対処しなければならない状態の1つです。

赤ニキビは、肌の菌のバランスが極端に崩れている状態です。これには、抗生剤などを使って菌自体をコントロールしてもらわなければなりません。

ニキビに悩まされた人の中には、「皮膚科にも行ったけれど、思ったほど改善しなかった」というケースも多くみられます。しかし、その人に合った対処法を探すのに、少し時間がかかることもあることも加味する必要があります。信頼できる医師に出会えたら、少なくとも3ヶ月~半年ぐらいは通院するつもりでいましょう。

赤ニキビになってしまったら、早い段階で医療のお世話になること。さらに、表面に出ているニキビがなくなったからといって、自分で通院を止めるのもNG。目に見えない菌の状態も良好になるまで、医師から「もう通院しなくてもいいです」とハッキリ告げられるまでは、面倒でも病院に通った方が、肌にとって良い結果となります。

まとめ

「ニキビができても、その場所をむやみにつぶしたり触ったりしない」、これが最大のポイントです。これを守れずに跡を残してしまうと、その跡のケアは大変難しく専門医療のお世話にならなければなりません。現在の医療技術は進んでいて、美しくニキビ跡を改善できるようになっているとはいえ、やはり、「跡を残さない」ことがニキビケアでは大事だといえるでしょう。

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