201701/18

加齢臭は耳の後ろ、女性がニオイを嫌う加齢臭対策2つ

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女性が男性の耳の後ろに臭いに不快も持つ

年齢を重ねるとどうしても出てくるのが「加齢臭」。ふとしたときに漂ってくるあの独特なニオイがすると、いくらステキな人でも台無しです。

よく、加齢臭は「耳の後ろ」からするといわれていますが、実はもっとたくさんの部位から出ているのをご存知でしょうか?加齢臭は、中高年の人から出る皮脂が酸化したもの(ノネナール)で、その皮脂を完全に断つことはなかなか難しいですが、とはいえ諦めてしまう必要もありません。

参考

男性の基本3体臭(以下、3臭)それぞれのニオイの強度について調査したところ、3臭全てについて、男性よりも女性のほうがニオイを強く感じる傾向にあることがわかりました。

男性より女性のほうが、ニオイ(体臭)を強く感じる出典:(株)マンダムのプレスリリース

いつもの「バスタイム」と「食生活」を変えるだけでも、かなりニオイを抑えることができるのです。これからご紹介する、『加齢臭が気になる人のための入浴のコツ4つ』と『加齢臭を予防する食事改善ポイント2つ』は、どれも簡単&低コストで続けやすいものばかり。ぜひ、日頃のケアで「加齢臭予防」を習慣づけましょう。

あのニオイの元はここだった!加齢臭が出やすい部位とは

「加齢臭」ってどんなもの?

「加齢臭」という言葉は今やすっかり社会に認知されました。職場で肩身の狭い思いをしている中年男性は、加齢臭が気になっているかもしれません。

ある企業がインターネットを用いて調査した結果、
「40歳以上男性の81%が加齢臭に関する何らかの悩みを持っている」
ことが分かったそうです。においを気にするあまり、対人関係がぎくしゃくしたり、仕事に支障が生じたりするようでは困りものです。

加齢臭とは年齢を重ねるうち、体から発生するようになる中高年に特徴的なにおいのことです。比較的新しい言葉で、2000年に日本の研究者が、「21ノネナール」という物質が高齢者の体臭の原因の一つであることを発見し、このときから「加齢臭」という言葉が知られるようになります。

このとき行われた実験は、20代~70代の男女約20人に同じポロシャツを3日間、パジャマ代わりに着てもらい、そこから出るにおい成分を分析するというものでしたが、その結果、20代、30代にはなく40代から出てくる独特のにおいの原因が「ノネナール」であることが突き止められたのです。

40歳を境に増える傾向にあるニオイイネナール出典:サントリーウェルネス

人間は、肌にうるおいを保つために、つねにワックス成分である皮脂を分泌しています。そのなかに「パルミトオレイン酸」という脂肪酸があり、これは年を重ねるほどにふえる成分といわれていま

また、「過酸化脂質」も「バルミトオレイン酸」と一緒にふえてくるため、この二つの物質が結びつき、分解・酸化すると「ノネナール」に変化し、これが加齢臭のもととなるのです。(この成分が発生するのはロウソクやチーズ、古本に例えられるにおいです。)

ノネナール発生の仕組み

「おやじくさい」と、中年男性特有のにおいと捉えられがちですが、実は、この成分は男性だけのものではありません。男性は40歳代以降、女性では閉経後に増える傾向があります。このほか、30代から増加する「ペラルゴン酸」を原因物質とする加齢にともなうにおいがあるとされます。

男性ホルモンが皮脂腺の発達を促すため、一般に体臭は女性より男性のほうが強いとされます。また女性のほうが身だしなみに気をつかい、においについても気を配っていることが影響しているのかもしれません。

一昔前のようなバンカラな男らしさ、「においのことなど、大の男がいちいち気にしていられるか」というのもひとつのスタイルかもしれませんが、最低限の周囲への配慮はやまり必要でしょう。

女性が社会進出し、職場にもたくさんの女性が働く時代になったと同時に、どうやらバンカラな男性は少数派になったらしく、「おやじくさいにおいで不快な目にあわせると、コミュニケーションがうまくはかれなくなるかもしれない」そんな心配をする中年男性が増えているようです。

加齢臭は生活習慣も深く関わっている

「肉中心の食事」「タバコ」「飲酒」「運動不足」「ストレス」などの好ましくない生活習慣がにおいをきつくするとされます。加齢臭を危険サインのひとつと捉えて、生活習慣の改善のきっかけにしてはいかがでしょうか。

ちなみに加齢臭は、「頭皮」や「小鼻の脇」「ワキの下」「胸」「背中」などさまざまな部位から発生します。いずれも皮指腺の活動が活発なところです。「耳の後ろ」も加齢臭の主要な発生源です。

加齢臭は、頭皮や小鼻の脇、ワキの下、胸、背中などの部位から発生します

意外と多い「頭皮」からのにおい

頭のにおいの原因はふたつ。「頭皮」と「頭髪」です。

「頭皮」のにおいの原因となるのがフケですが、フケは頭皮の角質が古くなってはがれたものです。フケそのものににおいはほとんどありませんが、細菌の栄養となるため、臭気が准生するのです。頭皮には多くの皮脂腺があるため、加齢臭が発生しやすい部分でもあります。

皮脂腺のおよその数出典:マイナビニュース

「睡眠不足」や「ストレス」「偏った食生活」などが原因となり、フケが増えかゆみがともなうのがフケ症です。これが悪化すると脂漏性(しろうせい)皮膚炎に進行します。フケが大量に出るとか、においが強い、かゆみがあるといった症状のときは専門医に相談するようにしてください。

面倒なことはなし!加齢臭を抑える「入浴テクニック」

塩湯で汗腺にたまった脂を排出する塩が汗腺や毛穴に詰まる脂を溶かす

みなさんは、皮ふが呼吸器官であり、老廃物の排出器官であることをご存じでしょうか。全身の皮ふを長時間ふさいで呼吸ができない状態にしてしまうと、人は生きていられません。

また、皮ふ表面の毛穴や汗腺をふさいでしまうのは便秘と同じこと。老廃物が排出できないだけでなく、体温調節もできず、危険な状態に陥ります。

塩分を含んだお風呂の湯は、皮ふを清潔にして老廃物や体内の毒素の排出に役立ちます. 塩は、食品の保存・殺菌に用いられるくらいですから、皮ふの雑菌を落とし、腐敗を防ぐ働きが期待できます。

戦後、日本人の食生活は急激に欧米化し、脂肪とタンパク質の摂取がふえまました。それは、老廃物を多く排出する食生活ともいえます。皮ふからの脂の排出がふえ、汚れといっしょになって汗腺や毛穴が詰まる、それが酸化して体臭が発生するということになります。

その脂を、塩が溶かして洗い流してくれるのです。洗剤や石けん、アルコールを使えば、必要以上に皮ふ表面の脂を洗い流してしまいがちですが、塩ならそれほどのことはありません。

酸化した脂や汚れを落としてやれば、体のなかから老廃物や毒素も出やすくなるし、皮ふ表面を保護する天然のうるおい物質を引き出すきっかけにもなります。つまり、皮ふをきれいにしておくと、体全体の新陳代謝が促進されるというわけです。

お風呂にひとつかみの塩を入れるだけ

新陳代謝が促進されると、それはそのまま血液の状態にも影響を与えるので、体が冷えて重く感じたり、コリや痛みがちだった体を温めることにもなるでしょう。真水をわかしたお風呂に入るよりも、塩湯のほうが断然さめにくいお湯になるからです。

また、血流をよくする点も見のがせません。冷えは万病のもと。塩湯で体を温めることが、不快症状改善への一歩となります。

最近は、さまざまな食塩が手に入るようになり、塩湯用のバスソルトやハーブ塩なども市販されていますが、お風呂に入れるのにそれほど高価なものを選ぶ必要はありません。まずは手軽に使える塩を使って、家庭で塩湯をお試しください。手軽にひとつかみの塩を毎日のお風呂に入れて、ポカポカと温まるだけで、驚くほど不快なニオイが軽くなっていくのが分かるでしょう。

塩湯に慣れたら、市販のバスソルトを楽しんでも良いですし、「自然の塩」とうたってあるものは、精製塩(塩化ナトリウム99%)よりこはるかに豊富な「カリウム」「マグネシウム」といったミネラル類が含まれ、体にやさしくいい作用をしてくれるので、試してみるのも一案です。

塩湯の作り方と入浴のしかた

  1. お風呂の湯約180ℓにひとつかみ入れ溶かす。
  2. 家庭の浴槽の多くは180ℓの容量なので、約0.5%の塩水になる。
  3. 半身浴をする。入浴時間は40℃で5~10分、38℃なら15~20分が目安。
  4. 冬場はバスタオルをかけるなど、上半身が冷えないようにする。一度あがり、3分くらい体を休める。
  5. 再度入浴し、3分ほど首までつかって、しっかり汗をかいてから出る。
  6. 水のシャワーか、冷たいタオルで皮ふの毛穴を引き締めてからあがる。

追いだきのできるタイプは釜に塩水が入るため、サビつかないかと気になりますが、これくらいの濃度ではまず大丈夫。もちろん、排水管をいためる心配もありません。塩湯で肌もキレイに、ニオイもスッキリ落としましよう。

参考:ラグゼ デッドシーバスソルト
「ラグゼ デッドシーバスソルト」は、死海の天然ミネラルを凝縮した、お肌にやさしいバスソルトです。お肌をしっとりと保ちます。

ラグゼ デッドシーバスソルト

出典:Amazon

 「ついで」洗いで加齢臭を抑えよう!

ヒゲそりや洗頚のついでに「首まわり」もきれいに

加齢臭が発生する場所は体幹などいろいろありますが、中でもニオイが溜まりやすいとされるのが「首すじ」と「耳の後ろ」。風呂に入ったときに、これらの場所をよく洗うこと。

また、男性はあごの下の方までシェービングしますが、このときに肌をかなり傷めてしまっています。顔のスキンケアをするときに、首まわりも一緒にケアしましょう

入浴時やヒゲ剃りをするときだでなく、朝の洗顔時にも簡単なケアをすると、より加齢臭を抑えることができます。顔を洗ったら、その際に「首すじ」と「耳の後ろ」をササッと拭くだけでもニオイがかなり軽減されます。体洗うついでに、顔を洗うついで、この「ついで」の「首筋」と「耳裏」のケアを習慣づけてください。

見えないからこそ気をつけよう

色のついた部位は皮脂が溜まりやすいところ。考えてみれば、耳や首の後ろなどは枕が最も触れる部分でもあります。「歳をとると枕が臭ってくる」というのもうなずけますね。

色のついた部位は皮脂が溜まりやすいところ

出典:加齢臭が発生する場所

気がついたら拭いておく

顔を洗ったときや風呂から上がったとき、タオルを使うついでに拭く。「ついで」が大きな効果を生みます。

枕カバーをチェック!

加齢臭がよくわかるのは「枕カバー」。できれば3日に1回は洗うように心がけたい、pmp。面倒ならばカバーではなく、タオルを巻くこともおススメ。色はオーソドックスな白タオルで。汚れが目につきやすく、交換して洗う目安になります。

気になる加齢臭は「朝シャワー」で洗い流す!

加齢臭対策には、早朝の熱いシャワーがおススメ。出勤前の朝に41℃のシャワーを1分浴びましょう。これだけでタ方まで効果があるという研究(東京ガス調べ)があります。これで、寝ている間に出た皮脂汚れをかなり落とすことができます。

これはおもしろいことに、5分浴びても結果は同じで、においが気になる方は41℃の熱いシャワーをさっと浴びると良いでしょう。もちろん、夜はゆっくり湯船につかり、頭をよく洗うなどして、日ごろから体を清潔にすることが大切です。

いやされながら加齢臭を減らす「アロマボディーシャンプー」簡単レシピ

毎日のバスタイムには、加齢臭を抑えるアロマボディーソープがおススメ。作り方は、いつものボディーソープに精油を混ぜるだけ。「レモングラス」と「シダーウッド」の香りでいやされながらボディケアができます。一日の仕事の疲れを取り除き、汗や皮脂をスッキリと洗い流しましょう。

【用意するもの】

  • 液体せっけん:100ml
  • レモングラス精油:5滴
  • シダーウッド精油:15滴

レモングラスは、タイ料理のトムヤンクンでも使われているハーブです。この植物から採られる精油は、デオドラント作用が強く、脂性肌やニキビの改善に良いことが知られています。また、消臭効果に優れているのでので、気になる体臭を消してレモンの爽やかな香りを残します。

参考:NAGOMI AROMA レモングラス
ほのかな甘みとさりげないグリーン調のみずみずしさを含んだ、レモンに似たさわやかでフレッシュな香りです。イネ科の植物ですが、柑橘系の香りに分類されます。

NAGOMI AROMA レモングラス出典:Amazon

加齢臭が気になる人の今日からできる「食事のコツ」

「肉食系」は加齢臭がきつくなる!?

先ほど述べたように、加齢臭は「脂質系」の体臭です、

加齢臭は、青くさいチーズのようなニオイにたとえられますが、発生の原因としては、皮脂の原料となるコレステロールの蓄積が考えられます。体内に脂肪分がふえれば、皮脂腺にもまた脂分がふえ、加齢臭のもとであるノネナールも大量発生することになるからです。

肉類や味の濃いものが好きで、お酒やタバコなど刺激物をとることが多く、ストレスを感じやすい人に、加齢臭は発生しやすいようです。

肉類や味の濃いもの、お酒やタバコなど刺激物をとることが多い人ほど加齢臭は発生しやすいようです出典:加齢臭対策の決定版

かんきつ類や酢を使って油脂を分解

皮脂のニオイの減らすには、かんきつ系(シトラス系)の食べ物やアミノ酸、クエン酸などの有機酸を含む食品が効果的です。

動物性食品は、先述のとおり、あまりおすすめできませんが、いきなりすべてをカットするのもなかなか難しいので、酸味の食品を組み合わせて、なるべく体臭を抑えるような食べ方を工夫してください。

  • えびフライやかきフライ⇒レモン
  • 鶏肉や魚が入った鍋料理

⇒ゆずやすだち、だいだいなどのかんきつ類が入ったポン酢
脂肪分の多い料理にはかんきつ類をつけあわせることで消化をうながし、体臭の発生を抑えるようにしましょう。

えびフライやかきフライ料理出典:ニコニコ大百科

酢豚やしめさば、酢だこ、寿司、種々のマリネ、酢がきなど

良質の黒酢や米酢、梅酢、りんご酢など、酢を使ったメニューを選ぶのもいい方法です。伝統製法の酢に含まれるアミノ酸やクエン酸などの有機酸が、消化しづらい動物性の脂肪分やたんぱく質の分解を助けてくれます。

酢豚やしめさば、酢だこ、寿司、種々のマリネ、酢がき料理出典:キムチレシピ

カレーやハヤシライスなどの油脂を多く含む食べ物

⇒らっきようの酢漬け

カレーやハヤシライスなどには、付け合わせにらっきょうなどの酸をつけあわせるのも一案ですね。ハンバーガーやホットドッグには、ピクルスやザワークラウト(キャべツの乳酸菌発酵食品)の酸味がよく合いますが、これらファーストフードはなるべく避けたい食べ物です。

カレーやハヤシライスなどの油脂を多く含む食べ物らっきようの酢漬け出典:教えて!goo

動物性食品の脂からもたらされる脂肪酸がニオイの素をつくるので、それを分解してくれるものを心がけるといいのです。

油揚げは湯通しして「油抜き」を

脂肪分の多い動物性食品は蒸したり、ゆでたりして脂抜きをしてから料理するのも、体臭予防につながります。たしかに沖縄では、豚肉を料理するときに、ゆでて脂抜きをしてから使うことが多いですよね。これも暑い沖縄で脂分の酸化による害を防ぐ生活の知恵なのです。

また、網で肉を焼けば脂が落とせるので、フライパンで焼くよりもフィッシュロースターなどでローストするほうがいいでしよう。

植物性の食べ物でも、油揚げや厚揚げなど油分の多いものは湯通しし、油抜きをしてから料理するようにしましよう。油抜きは、油揚げなどを金ザルに入れて熱湯をかけるだけというのが一般的ですが、鍋にわかした熱湯のなかに入れ、しっかり湯通ししてください。

油抜きした油揚湯通し出典:nanapi

同じ野菜メニューでも、油の摂取量が多くなる天ぷらやフライ料理には、やはりかんきつ類を添えたり、梅酢、かんきつ酢、りんご酢などを組み合わせて食べましょう。

まとめ

加齢臭の予防・改善は、「古い皮脂を身体に残さない」「皮脂の元となる油を大量にとらない」ことがポイントです。これまでご紹介したテクニックを、ぜひ毎日の生活に取り入れていってください。

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