201601/25

ニキビ改善市販治療薬の効果的な選択と新薬の特徴のまとめ

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ニキビ治療薬を塗ってもらう女性

あるアンケートで、「アナタはニキビができたら病院に行きますか?」の質問をしたところ、皮膚科や美容クリニックに行くと答えた人は少数。一番多かったのが、「市販薬を塗る」という回答でした。その他にも「自分で潰す」「放っておく」という答えも多くみられました。

にきびができたら病院に行きますか? 

アナタはニキビができたら病院に行きますか?の質問出典:PR TIMES

ドラッグストアに行けばたくさんの市販薬があり、手軽に買えて、宣伝で見たり聞いたことのある商品も多いので安心ですよね。一方、病院でのニキピ治療はハードルの高さを感じる人も多いのではないでしょうか。

それに、「ニキビはそのうち勝手に治るでしょ」と思って単なる吹き出物と軽く見ている人が多いのも現状です。「病院で出される塗り薬や飲み薬は、ドラッグストアで売っているものと何が違うの?」と思った人も多いでしょう。

では、市販の治療薬や化粧品にはどんな成分が入っているのでしょうか?そこで、自分で治療薬を選んで使うときに、より効果的な商品選びをするために、『ニキビ改善に効果的な治療薬の成分』をピックアップしました。

さらに『市販薬では手に入らない新しいニキビ治療薬』、「アバダレン」「過酸化ベンゾイル(BPO)」をご紹介します。「市販薬ではあまり効果が得られなかった」という人はもちろん、

「過去、皮膚科へ行ったけれど改善しなかった」という人も、ぜひご参考ください。

思春期ニキビ&大人ニキビ その違いとは?

思春期ニキビとは?

「ニキビは青春のシンボル」といわれますが、ニビは座瘡(ざそう)といい、11~15歳に集中してできるので青年期の皮膚の特徴の1つです。

男性の場合

男性では、第2次性徴の時期に増えるテストステロンが皮脂腺に影響を与え、脂質の生合成、分泌を活性化します。

女性の場合

女性では、排卵後の黄体ホルモンの増加が皮脂腺を刺激し、皮脂の分泌を増加させるため生理の前にニキビがし、皮脂の分泌を理加させるため、生理の前にニキビが悪化することが言われています。

また、両性ともTゾーン皮脂が多いところなので、ニキビが出来やすいのです。

大人ニキビとは?

俗に、「ニキビはハタチ過ぎたら吹き出物」といいますが、これはハタチ前後でニキビのでき方が異なり、それを敏感に感じているからでしょう。思春期のニキビは顔全体、額や頬にばらばらとできます。

一方、ハタチ以後の大人のニキビは、額や頬、鼻や口の周りと単発的にできる傾向があります。さらに、過剰の皮脂が原因という人は少なく、治りも遅くなります。大人ニキビは、心身の乱れや疲れなども関係していて、角層のバリア機能が低下傾向に。

市販薬のニキビ治療薬 成分を知ってより効果的な選択を

ドラッグストアで見かけるニキビ治療薬には、「イオウ」や「アルコール」が多く含まれています。この2つは、ニキピの原因となる過剰に分泌された皮脂を抑えたり、硬くなった皮膚をやわらかくする作用があります。

ではなぜ、角質除去成分でニキビに効果的なのでしょうか?それは、ニキビは毛穴が詰まってできてしまう病気だから。

アクネ菌や皮脂が、特別な悪さをするわけではありません。毛穴が詰まるのは、ホルモンなどの影響で皮膚がターンオーバーできずに硬くなってしまうことが発端。つまり、皮膚の一番上の角質が硬くなるからです。実は、ニキビケア商品を選ぶ上では、この「角質除去」がポイントとなります。

さらに、ニキビ治療薬には「予防するタイプ」と「できたものを治すタイプ」があります。

「できたものを治すタイプ」のものは、基本的にニキビができた場所に部分的に使うものなので、クリームや軟膏などになります。ベタベタしていたり、使いすぎるとピリピリするような刺激の強いものもあるので、顔全体に塗るものではありません。

「予防するタイプ」は、ビタミン剤など内服薬が主で、外用薬は処方薬の「アバダレン」「過酸化ベンゾイル(BPO)」(後述)となります。

【ニキビ治療薬・ニキビ対策用品によく使われる成分】

主な有効成分

成分名

 角栓柔軟性・除去成分 ・サリチル酸・レゾルシン

・ヒドロキシ酸

・イオウ

 抗炎症成分 ・グリチルリチン酸類・グリチルレチン酸類

・アラントイン

・イプシロンアミノカブロン酸

  

 

抗菌成分

・イソブロピルメチルフェノール・ピオニン

・トリクロサン

・トリクロカルバン

・塩化ベンザルコニウム

・塩化ベンゼトニウム

・グルコン酸クロルヘキシジン

  

皮脂分泌抑制成分

・塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)・酢酸トロフェロール(ビタミンE類)

・脂質吸着粉末

・エルビオール

・ロイヤルゼリー

救世主となるか!?気になるニキビの新薬登場!

40年以上前から欧米でニキビの標準治療薬で、欧米では市賄薬にも使われている「過酸化ベンゾイル:BPO」(商品名:ベピオゲル)が、2015年4月に日本でも処方薬として発売。従来薬との併用などで、炎症のある赤二キビを早く治せ、再発も予防する効果があります。

ニキビは、重症化すると肌に跡が残ることもあります。キチンと治すためには、早めに皮膚科を受診するのがおススメ。近年、皮膚科で使えるニキビ治療薬が増え、悩みに合った薬が選べるようになってきました。

ニキビは毛穴が詰まるごとから始まります。その毛穴の内部に、皮脂などがたまった状態がニキビの初期段階である「白ニキビ」。もともと皮膚にいる“アクネ菌”などが中で増殖して炎症を起こし、膿(うみ)かたまった状態が「赤二キビ」です。

毛穴が詰まる構造を図解で示しています。

出典:メディック

アバダレン

かつては皮膚科でも、ニキビ治療といえば赤ニキビに対する抗菌剤が中心でしたが、この状況を変えたのが2008年に発売された「アダバレン」。アダバレンは第3世代の合成レチノイドといわれ、ビタミンA様の作用で毛穴の詰まりを取って白ニキビを防ぎ、赤ニキビへの移行を抑える効果があります。

合成レチノイドアダバレン。 出典:サザンガーデンクリニック

過酸化ベンゾイル(BPO)

そこに新たに加わったのが、「過酸化ベンゾイル:BPO」(商品名:ベピオゲル)。BPOは、赤ニキビに対しては殺菌効果が得られるとともに、角質を柔らかくして白ニキビの原因である毛穴の詰まりも予防できるのが特長。

過酸化ベンゾイル:BPO(ベピオゲル出典:DI station

過酸化ベンゾイルの効用を表で示しています。出典:えぬくりブログ

「BPO」と「アダパレン」は作用メカニズムが異なりますが、もたらされる効果は似ています。欧米の臨床試験では、両者の合剤で症状が「早く」「より良い状態に」なることが分かっており、重症の人には併用療法という手段もあります。

また、ニキビ治療で大切なのは治療の継続。赤ニキビが多いときは抗菌剤、BPO、アダパレンを集中的に利用し、赤ニキビが5分の1ぐらいに減ったらBPO、アダパレンの併用か、単独でその状態を保つ維持療法を続けると、肌の状態が良くなるとされています。

なぜそれほど、維持療法が重要かというと、ニキビができている人の肌には、赤ニキビ予備軍である白ニキビが次々と生まれるから。BP0を用いた維持療法では、白ニキビから赤ニキビへの移行を阻止できるのです。

しかし実際は、赤ニキビが改善したら薬をやめてしまう人が少なくありません。乾燥などの副作用は、アダバレンよりBPOの方が少ないので、乾燥が気になって維持療法に取り組みにくかった人にはメリット大。BPOの登場で、ニキビから早く解放される人が増えそうです。

【BPO(2.5%濃度)の副作用の確率】

肌の乾燥 19.1%
刺激感 8.3%
赤み 13.7%
かゆみ 3.4%

まとめ

もちろんニキビ対策には、肌を清潔にするのは基本です。さらに、ニキビが出来かかったら、自律神経の乱れないように、早起きして夜ぐっすり眠ることも大切。いくら性能の良い薬が処方されるとはいえ、身体の健康という基盤がなければ、その効果は思うように発揮されません。治療薬と併せて、洗顔や食生活なども気を配っていきましょう。

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