201703/14

葛の花サプリメントのウエストを細くする劇的なダイエット効果

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葛の花には脂肪の分解とエネルギー消費を促すことが確認されています

2016年に特定保健用食品の素材として許可を受け、現在は機能性表示食品としても流通が開始されています。ダイエットだけでなく二日酔い予防や肝機能の改善にも役立ってくれる葛の花サプリメント。他のサプリやイソフラボンとの併用に気をつけて、あなたのダイエットライフをより実りあるものへと変えてくれることでしょう。

葛の花のダイエット効果は大きな話題になっています

日本では和菓子や漢方の風邪薬としておなじみの葛。秋の訪れを告げる甘い香りの紫の花をつける葛は、万葉の昔から秋の七草としても大変親しまれています。近年、そんな葛の花にダイエット効果があることがわかり、大きな話題を呼んでいます。葛の花に含まれるポリフェノールの一種であるテクトリゲニン類は、肝臓で脂肪の合成を抑える働きと、脂肪組織で脂肪の分解とエネルギー消費を促すことが、臨床試験で確認されています。

葛の花イソフラボンのこのメカニズムはそれぞれの細胞が持つ受容体、つまりスイッチのようなものを葛の花イソフラボンがONにすることで、活性化され、肥満、とくにお腹周りの内臓脂肪を燃焼させると考えられています。

脂肪をため込んで肥満になります

そもそも私たちのからだには脂肪細胞がたくさん集まった脂肪組織があり、脂肪細胞のひとつひとつが脂肪をため込んで肥大することで肥満が起こります。脂肪細胞が脂肪をため込むには二つの経路があり、ひとつは血液中の悪玉コレステロールから中性脂肪が供給されて脂肪細胞が大きくなる経路です。そして、もうひとつは血液中を流れるブドウ糖を脂肪細胞が取り込んで脂肪を合成する経路です。

いずれの経路でも、脂肪細胞が脂肪をため込めるだけため込んで、それ以上脂肪を取り込めなくなると、今度は周囲の細胞が脂肪細胞化してどんどん大きくなっていきます。また、脂肪細胞は分裂もするので、脂肪細胞の数も増えていくのです。通常、脂肪細胞の大きさは0.1㎜以下ですが、脂肪を抱え込んでもとの1.5倍くらいの大きさになります。

脂肪細胞の大きさが限界になると、脂肪を溜め込めない状態になります。そして周囲の前駆脂肪細胞がPPARγなどによって刺激されて成熟脂肪細胞となって高カロリーの食品の摂取、運動不足などが続くと成熟脂肪細胞も肥大化しきます。出典:星薬科大学 脂肪細胞とインスリン抵抗性

脂肪細胞の肥大化の弊害

脂肪細胞が肥大化すると、炎症性物質や高血圧のもととなるホルモンの分泌が起こり、さらに健康ホルモンともいわれるアディポネクチンの分泌が低下します。これ以上太らないように食欲を抑制するレプチンという物質も分泌されますが、レプチンが交感神経を活発にして血管をぎゅっと収縮させるので血圧が上がりやすくなります。アディポネクチンはインスリンの効きを良くしてブドウ糖を細胞に取り込みますが、脂肪細胞が肥大化するとアディポネクチンが減少することによってインスリンの効きが悪くなり、糖尿病の原因にもなるのです。

脂肪細胞の肥大化が連続しておこることで肥満になるわけですが、摂取カロリーが消費カロリーを上回らなければ、脂肪細胞は肥大化せず肥満は起こりません。カロリーとは熱エネルギーの単位で、1カロリーは1gの水の温度を1℃上げるのに必要なエネルギー量です。

食べ物のエネルギーを使い切る必要性

私たちのからだも、活動するための熱エネルギーを必要としますが、そのエネルギー源となるのが食べ物です。私たちの体内でエネルギーとして使えるのは、食べ物に含まれる脂質、糖質(炭水化物)、たんぱく質の3種類だけです。

これら3大栄養素に含まれるカロリーは、使われずに余ると脂肪細胞に蓄えられて貯蔵エネルギーとなります。つまり、食べ物から得られるエネルギーを全部使い切れば、脂肪はため込まれず、太ることはないのです。

太りやすいのはたんぱく質より糖質

ちなみに、1gあたりのカロリーは脂質が9kcal、糖質とたんぱく質はそれぞれ4kcalです。脂質のカロリーが高いのは、貯蔵エネルギーとして効率がいいからで、まあ、脂をとれば太る、っていうのはわかりやすいですよね。でも、たんぱく質と糖質は1gあたりのカロリー量が同じなのに、太りやすいのはだんぜん糖質の方なんです。

なぜ糖質のほうが太りやすいかというと、糖質はエネルギーとして使われないと、すぐに脂肪細胞で脂肪に変換されたり、肝臓でコレステロールの原料に使われたりしますが、たんぱく質はエネルギーとして使われるのではなく、その多くが細胞や組織、酵素やホルモンとして利用されるからです。ちなみに、ブドウ糖50gからは脂肪14gが生成されます。

葛の花のポリフェノールの一種テクトリゲニン類の大きなメリット

テクトリゲニン類は脂肪の分解とエネルギー消費を促す

さて、葛の花に含まれるポリフェノールの一種であるテクトリゲニン類は、肝臓で脂肪の合成を抑えて、脂肪組織では脂肪の分解とエネルギー消費を促すことが、臨床試験で確認されていますが、テクトリゲニンはどのように肝臓での脂肪合成を抑えるのでしょうか。

細胞に蓄えられる脂肪というのは主に「脂肪酸」のことで、脂肪酸がグリセリンと結合しているのが脂質、つまり中性脂肪を含む油脂類ということになります。そして、エネルギーとして使われずに余った糖質から脂肪酸をつくり出しているのが肝臓と脂肪組織なのです。

食品から摂取する脂質のほとんどがトリアシルグリセロールです。エネルギー源として使われる脂肪酸は、体内でトリアシルグリセロールとして蓄えられています。出典:消費者庁 脂質と脂肪酸のはなし

葛の花に含まれるポリフェノールであるテクトリゲニン類は、イソフラボンの仲間に分類されるフラボノイドですが、以前から、大豆イソフラボンや同じフラボノイド系のカテキンには肝臓での脂肪合成を抑える作用が知られていました。名古屋大学による大豆イソフラボンの研究によると、そのメカニズムは次のようなものであるとしています。

ポリフェノールの詳しい役割については、内臓脂肪を減らす為の吸収率500倍のスマート乳酸菌の劇的な力に掲載されています、参考にしてください。

高脂肪、高カロリーな食事を続けるとイソフラボン効果は無駄になる

この研究室では、環境に流出した化学物質など環境ホルモンと呼ばれる「内分泌かく乱物質」の影響を評価するために、実験用マウスに対してホルモン様作用のあるイソフラボンを取り除いたエサを与えていました。すると、イソフラボンの入っていないエサを食べているマウスと、普通のエサを食べているマウスとでは内臓脂肪の量に差が出たため、イソフラボンに抗肥満作用があるのではないか、と考えたそうです。

そこで、研究チームでは2種類の実験を行いました。まず、通常の食餌を与えるマウスと、通常の食餌+大豆イソフラボンを与えるマウスの2群に分け、12週間の体重変化を測定しました。すると7週目あたりから差がつき始め、12週間後にはイソフラボン摂取群には有意な体重低下が認められました。さらに、イソフラボン投与群では皮下脂肪と内臓脂肪の両方で低下が認められたそうです。

この実験では、血液中の中性脂肪とインスリン濃度の低下もみられたそうです。肝臓での脂肪酸を合成する遺伝子の発現量を観察した結果、イソフラボンはインスリンの効きを良くして(インスリン抵抗性の改善)血液中のインスリン濃度を下げ、肝臓における脂肪酸合成遺伝子の発現を抑えて脂肪酸の合成を抑制していると考えられます。

もう一つの実験では、両方の群にラード20%を加えた高脂肪食を与え、片方の群にのみイソフラボンを添加しました。しかし、結果として両群に差はみられず、イソフラボンによる効果は現れなかった、としています。高脂肪、高カロリーな食事を続けていては、せっかくのイソフラボン効果も無駄になってしまう、という証しのようです。

参考:不二たん白質研究振興財団「大豆イソフラボンの肝臓脂肪低下および脂肪組織重量低下作用の検証と機構解析」

ポリフェノールがアルコールの多量摂取脂肪肝を緩和する

また、東京大学大学院農学生命科学研究科では、食品に含まれるポリフェノールがアルコールの多量摂取による脂肪肝を緩和することを、マウスによる実験で明らかにしました。この研究報告によれば、フラボンやカテキン、レスベラトロールなど食品に含まれるポリフェノール類は、細胞のなかにあるDNAをコピーするたんぱく質を活性化させているのではないか、と考えられます。

実験ではポリフェノールによって誘導される遺伝子が確認され、ポリフェノールの働きが単に抗酸化能だけではないことを示唆しています。

東京大学大学院農学生命科学研究科の三坂准教授らは、アルコールの摂取により生じる脂肪肝がアルコールとともに食品ポリフェノールの一種であるレスベラトロールやエラグ酸を摂取すると緩和することをマウスにおいて発見した。

酒類には、アルコール類や糖質に加えて、果皮や樽由来の化学成分が含まれている。これらの多くは食品ポリフェノールであり、酒類に色や風味を与えるのみならず、生活習慣病のリスクを低下させるような効果があることが知られている。近年、食品ポリフェノールのような食品中の非栄養成分が、細胞核内のDNA転写を調節して、脂質代謝や解毒を活性化していることが明らかになってきた。したがって、酒類に含まれる食品ポリフェノールも同様な機構によって脂質代謝や解毒を活性化している可能性があるが、これまでに確かめられたことはなかった。

出典:東京大学大学院農学生命科学研究科プレスリリース

葛の花の機能性は抗肥満だけではない

葛の花に由来するイソフラボンにも大豆イソフラボンと同様の効果がみられ、特にテクトリゲニン類には内臓脂肪と皮下脂肪を減らし、ウエストを細くする実験結果が報告されています。しかし、葛の花に秘められた機能性は抗肥満だけではありません。

酒豪として知られる水戸黄門も愛飲した

中国・明の時代に上梓された薬学書「本草綱目」によれば、葛の花は「酒毒を解き渇きを止める」といわれ、二日酔いに用いられてきました。漢方では葛花(かっか)と呼ばれ、飲酒によるめまい、嘔吐、だるさなどに処方される「葛花解醒湯(かっかかいていとう)」の主剤でもあります。

本草綱目は時の儒学者によって徳川家康に献上され、家康の本草研究のきっかけとなりました。酒豪として知られる水戸黄門こと徳川光圀も愛飲したといわれています。飲酒によって体内に取りこまれたアルコールは、飲酒後約1~2時間ほどで胃や小腸から速やかに吸収されます。小腸での吸収は胃よりも速いため、空腹時にお酒を飲むと胃を通過して直接小腸から吸収されて酔いが一気にまわります。

消化管で吸収されたアルコールは肝臓に入り、アルコールを分解する酵素によってアセトアルデヒドに代謝されます。アセトアルデヒドは別の酵素によって酢酸に分解され、最終的に水と二酸化炭素になって体外へ排出されるのです。

体内に取り入れられたアルコールの大部分は酸化により分解されます。汗・尿・便などから直接体外に排出されるアルコールもありますが、摂取されたアルコールの数%以内とされています。出典:厚生労働省 e-ヘルスネット

有毒なアセトアルデヒドが二日酔いの原因

お酒によるアセトアルデヒドには強い毒性があり、発がん物質として分類されていますが、実はタバコの煙にも含まれています。ラットなどの実験動物にアセトアルデヒドを吸入させると肺や気管にがんが発生することが確認されています。

この有毒なアセトアルデヒドが二日酔いの原因とされているのですが、アセトアルデヒドを分解する酵素の働きが弱い人が、俗に「お酒の弱い人」ということになります。日本人はこの酵素の活性が低いタイプの人が多く、二日酔いの不快感に悩まされています。

葛の花は血中アセトアルデヒド濃度の上昇を抑え二日酔いの予防に良い

葛の花には血中アセトアルデヒド濃度の上昇を抑える働きがあり、二日酔いの予防に良いとされています。また、葛花には肝機能の保護や改善作用のあることも知られています。肝炎の前段状態である脂肪肝はアルコールによるものだけでなく、食べ過ぎや運動不足によるものも多く、近年、お酒を飲まないひとに非アルコール性脂肪肝(NASH)の増加が指摘されています。

葛花は肝機能の改善作用が確認されています

葛花はNASHの初期段階であるNAFLに対して、肝機能の改善作用が確認されています。アルコールを良く飲む、脂肪肝で軽度の肥満男性に対して行われた試験では肝機能の指標であるGOT、GPT、γ‐GTPのいずれも値が低下したと報告されています。

  • ※NAFL:アルコール以外の原因で起こる単純性脂肪肝。8~9割の患者に肝細胞の炎症や繊維化はみられませんが、90%以上の確率で肥満や2型糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を併発しています。
  • ※NASH:非アルコール性脂肪肝。すでに炎症や繊維化がみられ、放置すれば肝硬変や肝がんへと進行する恐れのある脂肪肝で、NAFLからNASHに進行する例がみられます。

葛花や葛根などは葛属の学名をプエラリア・ロバータ

葛花や葛根など漢方として知られる葛属の学名をプエラリア・ロバータといいますが、豊胸サプリとして知られる「プエラリア」や「ガウクルア」は、プエラリア・ミリフィカという葛の近縁種にあたります。タイ原産のプエラリア・ミリフィカには大豆の数十倍といわれるフィト・エストロゲン(植物性の女性ホルモン様物質)が含まれるといわれています。

なかでもミロエステロールとその前駆物質は、エストロゲン受容体に結合する能力が大豆に含まれるゲニステインの約40倍といわれています。ほかにもダイゼイン、プエラリン、ゲニステインなど多種の植物エストロゲンを含み、厚生労働省でも注意を呼びかけています。

植物エストロゲンに対する感受性は個人差が大きい

厚生労働省ではサプリメントやトクホで摂取する大豆イソフラボンの上限を30mg/日(アグリコン換算)と定めていますが、濃縮されたプエラリア・ミリフィカのサプリメントなどは、この上限をオーバーする可能性があります。植物エストロゲンに対する感受性は個人差が大きく、安全な用量というものが定量化できていません。プエラリア・ミリフィカによる健康被害には、乳房痛、おりもの、不正出血、頭痛、イライラ、吐き気などがあります。

葛の花サプリは複数の種類を同時に摂取しない

プエラリア・ミリフィカもそうですが、葛の花サプリや大豆イソフラボンなど、植物エストロゲンをサプリメントとして摂取するときは、複数の種類を同時に摂取しないよう気をつけなければなりません。サプリメント商品単体では安全でも、他の類似製品を摂取した時のリスクはメーカーでも試験をしていませんし、健康被害が起きても自己責任となります。これらのイソフラボンサプリ同士の併用はもちろん、経口避妊薬や他のホルモン製剤との併用も絶対にやめましょう。

葛の花由来のイソフラボンは3ステップ作用する

  1. 肝臓で脂肪の合成を抑える
  2. 脂肪細胞に蓄えられた脂肪酸を燃焼しやすい状態に分解する
  3. 脂肪細胞の脂肪酸を燃焼させる

という3ステップで作用、内臓脂肪と皮下脂肪を減らしてウエスト径を減少、体重やBMIにも変化をもたらす働きがあります。

まとめ

脂肪細胞には脂肪をため込む大きな白色脂肪細胞と、脂肪を燃焼して熱エネルギーを産生する褐色脂肪細胞とがありますが、葛の花イソフラボンは白色脂肪細胞の脂肪滴を脂肪酸に分解し、遊離した脂肪酸を褐色脂肪細胞が燃やす、という作用を促します。このメカニズムはそれぞれの細胞が持つ受容体、つまりスイッチのようなものを葛の花イソフラボンがONにすることで、活性化されると考えられています。

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