201602/14

ラポマインの効果で検証!わきがとわきのニオイの原因

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
body-odor

わきのニオイに悩む女性に大人気の”うるおい系”制汗デオドラント・ラポマイン。発売以来売れ行きを伸ばし続けて、すでに8万本以上を販売、リピーターも増え続けているといいます。いったいラポマインのどこがこれまでの制汗剤と違うのでしょうか。

ラポマインの公式ホームページによれば、これまでの制汗剤は「乾燥」させることで、汗とニオイを抑えようとしていましたが、実はわきの下の乾燥こそがニオイをさらに強くしてしまう原因だと指摘しています。そこでラポマインは、わきの下を乾燥させるのではなく、保湿することでニオイのもとを絶つことを目指しました。

知っているようでよく知らない「わきが」とわきのニオイの原因、さらにどうすればわきのニオイを消すことができるのか、ラポマインの成分をもとに検証してみましょう。

参考:わきのニオイ・わきが対策にうるおい系制汗デオドラントクリーム

わきがのメカニズム

人間のからだには汗を分泌する「汗腺」がありますが、汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類があります。エクリン腺は全身に広く分布していますが、アポクリン腺はわきの下、性器や肛門付近、耳の穴の中、乳輪などごく一部の限られた場所にしか存在していません。

わきがのにおいは、汗の成分を皮膚上の細菌が分解して発生する

エクリン腺からの汗は体温調節のために分泌されるもので、すぐに蒸発して熱交換によって体温を下げる必要があるため、汗の成分はほとんが水分です。一方、アポクリン腺から分泌される汗は分泌されるときに汗腺の一部が壊れて、組織細胞の中身が水分と一緒に分泌されます。

そのため、アポクリン腺からの汗には細胞の内容物である、たんぱく質や脂質、糖質、アンモニアなどが含まれています。また、アポクリン腺からの汗は毛穴を通って皮膚上に分泌されますが、毛穴には皮脂腺もあるので皮膚上では皮脂とも混じりあうことになります。

エクリン腺の汗は水分が多くサラサラ、アポクリン腺の汗は粘度が高くべたついた汗といえるでしょう。

アポクリン腺の仕組み出典:花王スキンケアナビ

しかし、エクリン腺からの汗もアポクリン腺からの汗も、どちらも分泌されたばかりの状態ではニオイはありません。あのいやな汗のにおいは、汗に含まれる成分を皮膚上にいる細菌が分解することで発生するのです。

ニオイを作り出す細菌たち

動物には、他の個体にさまざまな生体反応を呼び起こす生理活性物質・フェロモンが備わっています。フェロモンというとメスがオスを惹きつける性的なホルモンをイメージしますが、実はハチやアリが仲間を呼び寄せたり、集団で攻撃するなど連携行動をとるための重要な情報伝達も担っているのです。

匂いは性的な意味合いが強い

太古の昔にはヒトの祖先にもフェロモンが備わっていたといい、アポクリン腺から出る汗を皮膚上の細菌が分解して発する匂いはその名残りではないかと考えられています。人間の場合は特に性的な意味合いが強く、匂いを保持しやすいように陰毛やわきの下の毛が発達したのではないかという説もあります。

現代では無用の長物

汗や皮脂を分解してニオイを発生させるのは、フェロモンとして機能させるためには当然のことなのですが、日本人などのモンゴロイド人種はあまりフェロモンを必要としなかったのか、欧米人と比べてアポクリン腺はあまり発達していません。

このため、少数派であるアポクリン腺の発達した人たちのニオイが目立ってしまい、わきがに悩む羽目になっているといえるでしょう。これらアポクリン腺の発達した人たちは旧タイプのモンゴロイドで縄文人の遺伝子を持つ家系だといわれています。

アポクリン腺はわきの下や性器周辺に多く分布していますが、もっとも密集しているのは耳の穴の中、外耳道です。通常、アポクリン腺は性腺とともに発達するので、思春期の頃からにおいが目立ち始めますが、耳の中は子供のころからアポクリン腺が発達しており、そのためにいつも耳垢が湿っているのが特徴です。

体毛が退化したヒトの皮膚は、体内の水分が蒸発するのを防ぎつつ、外部から細菌や毒物が体内に侵入するのを阻止していますが、そのためのバリアが皮脂でできた皮脂膜です。皮脂膜は皮脂腺から分泌された皮脂を皮膚上にいる常在菌が分解してつくります。

このバリアは常在菌が棲息するうえで欠かせない環境なのですが、黄色ブドウ球菌などの悪玉菌は棲息することができません。また、表皮からの水分の蒸発を抑えて皮膚の健康を保つうえでも非常に大切な役割を果たしています。

皮脂膜の皮膚上にいる常在菌が分解する出典:ナチュラルウェブ

同様に、皮膚常在菌はアポクリン腺からの汗を分解してニオイを作り出しますが、かつてはフェロモンとして重要な機能を果たしていたこのニオイも、現代では無用の長物となり「わきが」と呼ばれて嫌われています。

以上が、わきがやわきの下のニオイのメカニズムですが、すでにフェロモンとしての役目を果たしていない上に、日本人の遺伝体質としては少数派になってしまっています。現代の日本人の極端ともいえる清潔志向も手伝って、わきの下のにおいに悩む人は少なくありません。

わきの下のニオイを防ぐには

白人や黒人など欧米人は遺伝的にアポクリン腺の発達した人の割合が多く、耳垢の湿っている「わきが体質」ともいえる人の割合は80%以上ともいわれており、いわば体臭は個人のアイデンティティとして認知されています。これに対して日本人で耳垢の湿っている人は全体の10~15%程度で、この中でもわきがのある人はごくわずかだと考えられています。

そんなニオイのマイノリティともいえる、わきがやわきの下のニオイを抑えるためにはどうすればいいのでしょうか。

汗や皮脂の分泌を抑える

ニオイのもとはアポクリン腺からの汗と皮脂腺からの皮脂ですが、これを常在菌が分解することで初めてニオイが発生します。わきの下にはアポクリン腺だけでなくエクリン腺もたくさんあります。ですから、運動をしたり精神的なストレスを感じたりすると、わきの下には両方の汗腺から多くの汗が分泌されます。

ワキ汗が多いとエクリン腺からの汗とアポクリン腺からの汗が混じりあうので、においのもとが服に染み込んで拡散しやすくなります。しかし、もともと多汗ではないのに「ワキ汗」や「わきの下のニオイ」が強迫観念となって、余計に汗をかいてしまうことがあります。気持ちを落ち着けて必要以上にワキ汗やニオイを恐れないように心がけることが大切ですが、どうしても気になってしまう、そんなときはワキ汗パッドを試してみるのもいいでしょう。

市販ワキ汗パッド

汗や皮脂の分泌を抑えるワキ汗パッド一覧出典:楽天

ワキ汗パッド出典:毒女ニュース

シークレットワキ汗パッド出典:楽天

しかし、もともと汗にはニオイがなく、ニオイは細菌が汗や皮脂を分解することではじめて発生します。皮膚の常在菌は本来皮脂をエサにして皮脂膜を作っていますから、余分な皮脂を分泌させないことも大切です。皮脂膜を除去すると皮膚は危機を感じてより多くの皮脂を分泌してしまいますが、過剰に分泌された皮脂は逆に悪玉菌の増殖を招いてしまします。

良い匂いの香水でも大量につけすぎると悪臭に変わるように、ニオイというのは同じ芳香性の成分であっても、その量によってニオイの感じ方が変わります。皮脂も、善玉菌が分解したものは良い匂いがしますが、悪玉菌が分解して作り出すニオイのもとは強い刺激臭となります。ですから、わきの下も強力な洗浄力の石けんでゴシゴシと洗うのではなく、皮脂をとりすぎない程度に洗うのがベストといえます。

ラポマインはわきの下を乾燥させるのではなく、保湿することでニオイのもとを絶つ、としていますからこれは理にかなった方法といえるでしょう。ラポマインには保湿成分としてグリセリンと米ぬか由来のスフィンゴ糖脂質が含まれています。

グリセリンとは三価のアルコールで、別の呼び名はグリセロールです。脂肪酸と結合すると脂質になりますが、トリアシルグリセロール、またの名をトリグリセリドという中性脂肪は脂肪酸とグリセリンが結合したものです。

スフィンゴ糖脂質とはセラミドの一種で、皮膚の水分を保持して弾力を保つ細胞間脂質であるセラミドと同様の性質を持っています。

セラミドの機能出典:花王 セラミド機能性物質の研究

においを保持する毛を取り除く

かつてアポクリン腺からの汗が発する匂いは異性を惹きつけるためのフェロモンとして機能していたと考えられています。よいパートナーとめぐりあうには、なるべく長くニオイを保持して拡散し続けなければなりません。そのために発達したのが陰毛やわきの下の毛だといわれています。

ニオイがフェロモンとして機能しなくなった現在では陰毛やわきの下の毛も、その機能を失ったといっていいでしょう。ニオイを消すためにはわきの下の毛もキレイに処理してしまうのがベストです。ただし、脱毛や剃毛処理による刺激を与えすぎると、皮膚は肥厚して変色し黒ずんでしまうことがあります。ですから、なるべく皮膚に刺激を与えずに除毛処理をするよう心がけたいものです。

ラポマインには大豆エキスとテトラヘキシルデカン酸アスコルビルという成分が配合されていますが、大豆エキスにはイソフラボンというポリフェノールが含まれています。イソフラボンの分子構造は女性ホルモンのエストロゲンとよく似ており、エストロゲンと同様の作用をすると考えられています。

エストロゲンは体毛の発育を抑制するので、大豆エキスは抑毛剤として化粧品などに配合されています。脱毛ローションとして人気の高い「豆乳パイナップルローション」はパイナップルの酵素でムダ毛を溶かし、イソフラボンによる抑毛効果を併せ持つ製品です。

もうひとつのテトラヘキシルデカン酸アスコルビルというのはビタミンC=アスコルビン酸の誘導体です。ビタミンCは活性酸素を除去してメラニン色素の発生を抑え、できてしまったシミなどの色素を還元することで脱色する美白効果があります。ビタミンC誘導体はビタミンCそのものよりも長時間体内で機能することができます。

テトラヘキシルデカン酸アスコルビルの機能出典:聖心美容クリニック

常在菌の働きを弱める

わきがやわきの下のニオイを作り出す元凶はアポクリン腺の汗と皮脂を分解して悪臭に変える細菌、特に悪玉菌です。ですから、ラポマインの主成分も細菌の働きを弱める抗菌効果を持つイソプロピルメチルフェノールと柿タンニン、グルチルリチン酸2カリウムとなっています。

イソプロピルメチルフェノールは抗菌剤としては非常に広範な作用を表し、ブドウ球菌やマラセチア菌などに加えてカビ菌やO-157に対しても十分な効果を発揮します。一方で皮膚に対してはまったくといっていいくらい刺激が少なく、ヒト臨床試験でもアレルギーの発生報告はありません。

一方のグリチルリチン酸は生薬の甘草から抽出される甘み成分であり、抗炎症性を持つ薬用成分でもあります。このグリチルリチン酸の代謝物であるβ-グリチルリチン酸にはイソプロピルフェノールと同等の抗菌作用が確認されており、特にニオイの原因菌であるコリネバクテリウム(コリネ菌)やブドウ球菌に対して強い効果を持ちます。

製剤での有効性-菌数変化

β-グリチルレチン酸

※BGA=βグリチルリチン酸

出典:花王ニュースリリース

ラポマインのもうひとつの抗菌成分が柿タンニンとその他の天然植物成分です。柿タンニンとは渋柿に含まれる渋味の成分で、ポリフェノールが重合した超強力な抗酸化成分ですが、タンニンにはたんぱく質と結合して変性させてしまう強い作用があります。

この性質を利用して、古くから清酒の中の不純物を結合して取り除く清澄剤として、あるいは皮革のなめしなどに用いられてきました。柿タンニンのたんぱく質との結合能は非常に強力で、たんぱく質でできている細菌やウイルスとも強く結合して変性させ死滅させる作用があります。

消臭効果も強力で、ニオイをつくりだす細菌だけでなく、ニオイのもととなる汗や皮脂の中のたんぱく質も吸着するのでより強力な消臭効果が期待できます。

そんな柿タンニンを構成するポリフェノールは4種類のカテキン類、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートの重合体ですが、これらの種類は緑茶やウーロン茶に含まれるポリフェノールやタンニンと同じです。

しかし、その効果はお茶の比ではありません。それもそのはず、お茶はタンニンの渋みがあってもおいしく頂けますが、渋柿はとてもじゃありませんが口にはできません。その渋みの差こそが効果の差でもあるのです。

柿渋の抗菌消臭作用は石けんやシャンプーはもちろん、靴下や衣類などにもその応用範囲が広がっていますが、ラポマインには柿タンニン以外にも天然の植物成分が多数配合されています。

オトギリソウエキス

ヒペリシンやフラボノイドを含み、古くから傷ややけどの薬として用いられてきました。別名をセントジョーンズワートといい、薬用ハーブとしてうつ病に効果があるとされています。

シナノエキス

フラボノイドやタンニンを含み、抗菌や保湿、血行促進に効果があるとされています。

トウキセンカ

タンニンやサポニンを含み、抗菌や抗酸化作用があるとされています。

ヤグルマギク

アントシアニンやクマリンを含み、皮膚細胞の活性化や抗菌、消炎作用があるとされています。

ローマカミツレエキス

精油成分やカフェ酸、フラボノイドなどを含み、皮膚の代謝促進、肌荒れ防止などに効果があるとされています。

まとめ

日本人のわきが人口は、実はそれほど多くはありません。本当に治療が必要なひとはごく少数で、多くは自己臭恐怖症だったりします。とはいえ、日本人はニオイに対して敏感な人が多いのも事実です。

わきの下も顔や手と同様に保湿しながらニオイも同時にケアをする、ラポマインは日本人にもっとも適したわきのケア商品かもしれませんね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントはこちら

*