201512/04

漢方入浴で改善が期待できる、アトピー肌用ヨモギ漢方入浴法

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漢方入浴している女性

アトピー性皮膚炎は、顔だけでなく全身に起こります。首の後ろや背中、お尻など、自分でケアするのが難しい部分は、どうしてもケアが行き届きません。そこで、うってつけなのがアトピーに効果的な“ヨモギ漢方入浴”。

アトピーの自宅療法“ヨモギ漢方入浴”は、3種の漢方を煮出した液を入浴剤にするものです。これによって、「かゆみが取れた」「赤ら顔が軽減した」「惨出液が出なくなった」というケースも少なくありません。

“ヨモギ漢方入浴”は、低コストでカンタンに作れるのも、大きなメリット。さらに、赤ちゃんのおむつかぶれや主婦湿疹、乾燥肌、水虫、老人性の皮膚のかゆみなど、アトピー以外の肌トラブル-にも効果的なのです。

これから、その『“ヨモギ漢方入浴”の作り方&使い方』をご紹介します。ぜひ、家族みんなでご活用ください。

3種の漢方の相乗効果!

ヨモギ漢方入浴でアトピーの改善をサポート

漢方のよいところは、西洋薬と違って、体に穏やかでマイルドに作用すること。入浴液に用いられる漢方はヨモギ、トウキ、ジオウの3種類で、どれも漢方の中でも有名なものといえるでしょう。

それぞれに効能を持つ、この3種の漢方のバランスは、とても高いものです。また、保温効果にすぐれているので、肌トラブルに限らず、冷え症の方にも大いに役立つでしょう。

ヨモギ (艾葉)

艾葉

成分
シネオール、アルファーツヨシ、アデニン、コリン、ミネラル、ビタミンA、B、C、D、タンニンなど
効能
漢方では艾葉(がいよう)と呼ばれ、ヒスタミンの毛細血管透過性を抑えたり、殺菌・抗菌作用や、かゆみを抑える働きもある。

トウキ (当帰)

当帰

成分
リグスチライト、フアルカリノール、ぺクチン、サクロール、イソサクロール、アラビノガラクタンなど
効能
血液の働きの調和に役立つ。婦人薬として使われることが多く、女性の宝、美容の女王ともいわれる。解熱・鎮痛作用や、抗炎症作用で知られる

ジオウ (地黄)

地黄

成分
カタルポール、β-シトステロール、マンニトール他、糖類が多い
効能
血液関連の症状、水分代謝異常、循環障害に関連する諸症状の改善に役立つ。アトピーによる皮膚の赤み、紅皮症にも優れた効果を持つ。

超カンタン!3種の漢方を煮出すだけ

漢方入浴液の作り方&使い方

長年の試行錯誤の末に渓生まれた漢方入浴液は、簡単に作れてコスト的にもお得なので、続けやすいのも大きなメリット。

ヨモギだけで入浴液を作るとなると、1回に100g~300gを必要とします。そこで、より経済的、かつ十分な効能を持たせるために、トウキとジオウという新たな漢方を加えられています。

これらをプラスすることで、ヨモギとは異なる作用を付加で入浴液の効能がさらに強化しただけでなく、それぞれ1回5gで済むので、ヨモギ100%よりずっと高コスパに。

材料

  • ヨモギ(艾葉):5g
  • ヨウキ(当帰):5g
  • ジオウ(地黄):5g
  • だしパック:1個
  • 水:約1.5ℓ

作り方

  1. 材料をだしパックに詰める
    ヨモギ、トウキ、ジオウをだしパックに詰める。だしパックは、さらしかハンカチで作ったものをいくつか用意するか、ティーパックを使ってもOK。
  2. 水とだしパックを鍋に入れる
    土鍋や土瓶,ホーロー鍋などの非鉄製鍋に、約1.5ℓの.水を入れ、鍋の中にだしパックを入れる。(鉄製の鍋を使うと、成分が鉄と結合してしまうので注意!)
  3. 30分ほど煮出す
    はじめは強火で煎じ、沸騰したらすぐにとろ火にして、約30分煮出す。煎じ終わったら、温かいうちにだしパックを取り出す。冷めてしまうと、成分がだしパックの中に戻ってしまいます。
  4. 湯船に入れる
    完成した入浴液を、ぬるめのお湯を張った湯船に入れる。土鍋の場合、ロが広いので、やけどに十分注意すること。

人によって感じ方は異なりますが、ヨモギ漢方入浴液は「黒砂糖」や「ヨモギ」といった香りがします。ただ、1ついえるのは、「決してイヤな臭いではない」ということ。ニオイがきついと長続きしませんが、この入浴液に関しては、その心配はないでしょう。

参考:ふんわり お茶パック ダシパック/トキワ工業

ふんわり お茶パック ダシパック/トキワ工業

出典:Amazon

ふんわりとしたソフトな素材なので茶葉が開きやすく、お茶本来の風味を引き出します。パックの中に茶葉を入れ、上部の折り返し部分を反転させてふたをするだけで出来上がり。ふたをすれば茶葉が漏れないので、茶殻の後片付けが簡単です。

ヨモギ漢方入浴の効果をもっと高める

正しい入浴の方法

入浴液の効用を手に活かすためには、アトピーの方に適した入浴法を知ることも大切。難しいことは何もありません。全体の手順、頭や体の洗い方などをキチンと覚えましょう。

正しい入浴の8ステップ

  1. 最初にかけ湯をする
    浴室に入ったら、まずかけ湯をする。これだけで、体の汚れの70~80%は落ちる
  2. お湯に3~5分ほど浸かる
    3 ~ 5分ほど肩まで浸かる。お湯がキレイな一番風呂がおススメ。(だしパックで体をこするのはやめましょう。肌を傷つける可能性があります。)
  3. 頭を洗う
    髪の毛ではなく、頭皮を洗うことを意識する。リンスを付ける場合は、毛先にだけにるける。
  4. 体と顔を洗う
    石けん(固形のもの)でサッと洗う。顔は耳の後ろまで洗い、しっかりと洗い流す
  5. 再び3~5分ほど入浴する
    もう一度、3~5分ほど入浴する。顔や頭皮にもアトピーの症状が出ている場合は、その部分にもお湯を丁寧につける
  6. シャワーをあびる
    シャワーまたは上がり湯をあびる
  7. タオルで体を拭く
    湯気のおかげで空気中の汚れが少ないので、浴室で体を拭くとよい
  8. 保湿剤を塗る
    肌が乾燥する前に、使用する分だけ手の甲に取り、素早く広範囲に塗る。これも浴室で行うのがおススメ。

アトピーを悪化させないために 入浴時のポイント3つ

  1. 清潔なタオルを必ず用意して
    体を洗うときに使うタオ:ル、そして体を拭くバスタオルは、綿素材のものを選びましょう。また、刺繍のあるものや、柔軟剤で洗濯したものは、肌に刺激を与えるので、避けてください。
  2. お湯の温度はぬるめにしよう
    高温のお湯に入ると、皮膚温が急激に上がるため、かゆみが増してしまいます。夏は3 8度、冬は: 40度くらいのぬるい温度に設定し、かゆみがひどいときは、お湯の温度を体温程度にしてゆっくり浸かりましょう。
  3. シャンプーやリンスは控えめに
    シャンプーやリンス、ボディソープなどを必要以上に使ってしまいがちですが、これらの使いすぎは、肌に大きな負担をかけます。刺激の少ない固形せっけんがおススメ。

もっと知りたい!ヨモギ漢方入浴のポイント10ヶ条

  1. ヨモギ漢方入浴は誰でもOK!
    ヨモギ漢方入浴は、発熱の時以外は、誰でも入れます。保湿・保温効果にすぐれ、冷え改善にも最適なので、赤ちゃんから高齢者まで、年齢を問わず安心して入浴してください。ただし、発熱している人が入浴をすると、体温がさらに上昇して、体温コントロール機能が余計に狂ってしまうので控えてください。
  2. アトピー以外の肌トラブルにも効果的
    手足の肌荒れをはじめ、乾燥肌、おむつかぶれ、あせも、しもやけ、痔水虫、老人性の皮膚のかゆみなど、多くの肌トラブルに効果が期待できます。そのほかにも、冷え症や腰癒肩コリ、リウマチ、神経痛の症状が軽減したというケースも。
  3. 赤み・ジュクジュクした水泡があってもOK
    ヨモギ漢方入浴は、保湿効果ばかりでなく、ジュクジュクや赤み、水泡など、アトピーによる炎症一般の改善にも役立つと考えられます。ヨモギ漢方入浴を始めたことで、これらの症状が悪化したという例はほどんどありません。心配な人は、試しにパッチテストを行うことをおススメします。
  4. 使う薬草の量を増やせば効果も上がる?
    ジオウとトウキは各5gで十分です。ヨモギはかゆみが強いときは倍(10g) までなら増量してもO K。ただし、量を増やすよりも毎日続けることが肝心。なお、標準的な浴槽の湯量は1 8 0~200ℓが目安です。
  5. 入浴液は毎日作ろう
    手作りの漢方入浴液は天然の抽出物なので、保存性はよくありません。毎日作るのがベストですが、難しい場合は、2日分程度を作り置きしてもOK。ただし、冷蔵庫で保存したとしても、1~2日が限界です。一番重要なのは、毎日漢方入浴をすることなので、時には作り置きをしながらでも、とにかく続けてみましょう。
  6. 市販の入浴削と併用はNG
    市販の入浴剤には、色々な添加物(香料や着色料など)が入っており、3種の薬草の効用が、入浴剤によって抑えられてしまう可能性も。漢方入浴だけのお風呂に浸かるのが、ベターな方法です。
  7. 微粉末化した漢方は使える?
    ジオウとトウキには、微粉末化した商品が売られています。ただし値段が高く、毎日の入浴液として使うにはコストがかかり過ぎます。また、自宅で粉砕すると粉が飛び、皮膚を刺激してかゆみを感じる人もいますし、熱処理も必要です。手間はかかりますが、煮出して入浴する方法がやはりベストでしょう。
  8. 症状の改善がみられるまで地道に続けよう
    ステロイド剤の使用期間が短いほど、皮膚は回復しやすい傾向があります。とはいえ、ステロイド剤を長く使っていた人でも、続けていくうちに回復の兆しが着実に出てくるので、効果を信じてまずは続けてみましょう。次第に、皮膚の下に明るい透明感が出てくるハズです。また、漢方入浴をやめてしまった場合も、離脱症状が出たり、体調が悪化することはありません。
  9. 入浴後はシャワーで洗い流さない
    適度なシャワーなら、漢方の保湿成分はさほど洗い流されないので、これまでの入浴と同じでかまいません。ただ、「より一層効果を高めたい」という方には、湯船に浸かった後はシャワーや水道水を使わずに、漢方の薬湯でかけ湯をするのがおススメです。
  10. 残り湯は洗濯に使える?
    使えないことはありませんが、薬草の天然色素や香りが付着してしまうことがあるので、あまりおススメはできません。床の拭き掃除などなら利用してもOK。また、色素や香りが浴槽に移るのを防ぐため、入浴後は早めに洗い流しましょう。

まとめ

ヨモギ漢方入浴は、体内の血行をよくし、保湿を高め、アトピーの予防・改善に大きなサポートが期待できますが、このヨモギ入浴液に頼るあまり、これまでに受けていた治療を中断することは絶対にやめてください。通常の治療に加える形で、漢方ヨモギ入浴を日々実践するのがベストです。

漢方入浴液の作り方をホームぺージで紹介して1 O年以上が経ちますが、これまでに「症状が悪化した」というクレームなり苦情の手紙’メールは、一通も届いてい茨せん。。ただし、万が一の場合も想定して、試しにパッチテストを行うことをお勧めします。

敵粉末化した菓方を使っても晦よいですか?
煎じて入浴する方法がべストです

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